羊羹とかりんとうと
お盆だ。
羊羹と
かりんとうと
きなこねじりが大好きだった
甘党さんが帰ってくる。
令和元年の盆入りです。
今日夕方には久しぶりに里帰り?するご先祖様が
迷わないように迎え火を焚く13日であります。
マンション住まいの我が家は構造的に迎え火は不可能ですが(笑)、
窓辺の夫婦二人の亡き父たちの写真の前もささやかながら、
お花や果物やお供え菓子でお盆ヴァージョンへ衣替え。
さあ、これで迷わずお空の上から直帰、してくれますね♪
そうそう、頂き物の北海道の名物羊羹もお供えしましょ。
創業明治43年の老舗、日高の八木菓子舗の「三石羊羹」です。
江戸後期に松前藩が三石場所を置き、
明治には駅逓が設置された日高道を往来する旅人のお土産品として
昔から大人気を博してきた羊羹の名品であります。
初代が修業を積んだ京都伏見の羊羹に示唆を得て生まれた羊羹は
創業以来、厳選された十勝産小豆、長野伊那の寒天、
上質の白双糖のみを原料とし、丁寧に丁寧に練り上げた北の逸品。
しっとり艶やかに輝く美しい肌合い、滑らかなこしあんの食感、
上品なくちどけ、鼻腔をくぐる小豆の芳醇な香り・・・
一口食べれば、甘党ならずとも虜になるはず。
ましてや、超甘党だったおじいちゃんだったら、、
ほっとけば、軽く一本完食してしまったかもねぇ、なんて
写真立ての中で微笑む亡き父に向かって話しかけたりする盆入り。
今日はこれから母を連れて夫と3人、お墓参りへ行く予定。
ちゃんとお墓にもおじいちゃんセット、持っていくからね。
お酒は一滴も飲めない父の好物は
羊羹、かりんとう、きなこねじりに、リボンナポリン。
元気だった頃は一人いそいそスーパーへ行って、
超極太の黒糖かりんとうやきなこねじりなどの袋入り駄菓子を買い込み、
「また、甘いものばっかり買ってきて」と母にたしなめられていたものだ。
健康を心配する母、馬耳東風の父、懐かしい思い出の一コマだ。
パティシエ自慢のお洒落なスイーツよりも、
昭和なお菓子が心のオアシスだったね。
夏になれば「好きなアイス買っといで、じいちゃんにはナポリンな」と、
孫である息子にお駄賃を渡してコンビニにおつかい行かせていたね。
だからおじいちゃんの新盆の時、家族の誰も気が付かなかったけれど、
息子だけは忘れず、スーパーでナポリン買って供えていたっけ。
目の中にどれだけ出し入れしたかわからないほど(笑)、
亡き父が可愛がってくれた息子は遠い街で元気に働いていて、
忙しくてお盆には帰ってこれないけれど、
黒糖かりんとうも冷たいナポリンもちゃんと用意してるからね。
お盆の間、しばし、一緒に夏休みを過ごそうね。
羊羹とかりんとうときなこねじりとナポリンと。
目にするたびに、あなたを思い出していたよ。
超甘党さんが空の上から帰ってくる盆入りだ。
久しぶりだね、
みんな、元気だよ。
(写真は)
北海道の名品
「三石羊羹」。
在りし日の父は
食べたことがあったかなぁ。
羊羹見れば、あなたを思い出すよ。

