せーのっ!

気持ちを合わせ

力を合わせ

1+1が

2以上になる。

せーのっ!

病院で看護師さんたちが力を合わせて患者さんを持ち上げる場面、

テレビの医療ドラマなどでよく見かけるシーンですが、

大抵は「いちのにさん!」で移動が完了しますが、

もしも、こんな掛け声だったら・・・?

「さんのーがーはい!」

え?・・・今の・・・なに?

掛け声を出した当人以外は、誰も動かず、目が点になっていた。

場所は東京の病院、掛け声の主は福岡出身のベテラン看護師さん。

そんなエピソードが朝刊の校閲センターコラムに載っていました。

「さんのーがーはい」は福岡県とその周辺で使われている

いわば「ご当地掛け声」なんだそうです。

言葉のプロである校閲センター担当者が調べたところ、

2人以上で一斉に何かを始める時の掛け声には

地域特有のものが色々あるらしいのです。

まず全国共通の掛け声としては

「せーの」「いちにのさん」「さんはい」など。

さっきの場面も上記三つのいずれだったら患者さんは動いていた、はず(笑)。

さらに関東では「いっせーのーせ」が使われますが、

東海や近畿などでは「いっせーので」となるそうで、

さらにさらにご当地色が強い掛け声も色々あるらしい。

山口県東部では「せーのでみっつ」、

長野県中部では軽い物を持つときは「せーの」、

重い物は「せーのでもって」と使い分けるのだそうです。

熊本県では「せーのがさんはい」または「せーのがはい」だそうで、

福岡の「さんのーがーはい」にちょっと響きが似ている。

九州の掛け声は「が」がポイント、なのかも?

いやあ、面白い。実に面白い。

掛け声にこんなに地域性、ご当地色があるのですねぇ。

一人じゃできない作業も

誰かと一緒に掛け声をかければできる。

人々が心を合わせて、力を合わせて、積み重ねてきた

地域文化のエネルギーが形になったのがご当地掛け声、なのかもしれない。

「さんのーがーはい」「せーのでみっつ」「せーのがはい」

どれもこれも、何だか元気が出てくる響きがある。

「いっせーのーせ!」。

幼稚園へ通い始めた息子が、さかんに口にしてたっけ。

室蘭出身の私はあまり使わなかった掛け声だったので、

なんだか、とっても新鮮に聞こえたことを、ふと思い出した。

幼稚園の遊びの中で覚えたんだろうなぁ。

「いっせーのせっ!」

一人じゃできない「大根抜き」もおともだちと力を合わせればできる。

掛け声かけて、気持ちを合わせ、力を合わせれば、

1+1は2以上のパワーを発揮するんだ。

人生で必要なことは、掛け声が教えてくれる。

せーのっ!

一人はみんなのために、

みんなは一人のために。

掛け声は、素敵だ。

(写真は)

ジャンボズッキーニの

チーズパン粉焼き。

「よっこらしょ~、どっこいせ~」って

収穫したのかなぁ~(笑)