四方八方滅法好吃♪
とろっとろ♪
ぴろぴろ♪
じゅんわり♪
ほっこり♪
夜の艋舺で悶絶好吃!
2019秋の台湾食い倒れ旅リポート。
台風17号を飛び越えて無事にたどり着いた台北はやはり、雨だった。
定宿の「シーザーメトロ台北(凱達大飯店)」へチェックインをすませ、
ささっと荷物をほどいたら、美食を求めて夜の台北の街へ繰り出します。
淡水河沿いに開けたここ萬華は台北の発展の礎となった地区で
かつては「艋舺(バンカーまたはモンガ)」と呼ばれた台北最古の繁華街。
日本で言えば浅草+上野+歌舞伎町+谷中+巣鴨みたいな
下町情緒あふれる気さくでローカルでちょっと怪しい雰囲気も漂う、
万華鏡のような多面体で奥深い魅力を持つラビリンスなエリア。
路地好き、裏道好き、迷宮好きにはたまりません。
しかも安くて美味しいローカルグルメが楽しめるのです。
そんな萬華に聳えたつツインタワーのホテルを出て
「彩虹服装行」「萬華服装行」等々キッチュな洋品店が並ぶ通りを抜けると
MRT龍山寺駅の向こうに・・・おおお・・・雨の龍山寺が見えました。
清代の乾隆3年に創建された250年の歴史を持つ台湾で最も有名な古刹。
天に昇る龍を戴いた絢爛豪華な四合院の伝統をふまえた宮殿式建築が
雨に濡れる台北の夜に一際凄みのある美しさを放っています。
とりあえず夜も遅いし、雨も降っているし、お腹もすいているので(笑)
歩きながら華麗な門の外から心の中で龍山寺の神仏に旅の無事を祈り、
門前の西園路から広州街へ足を向けるとすぐ目の前にめざすお店を発見。
華やかな照明に輝く丸に「九」の字がシンボルマーク、
連日地元のお客さんが行列する「四方阿九魯肉飯」です。
ホテルから徒歩3分、龍山寺から徒歩1分、近っ!
朝から地元客で満席の人気店らしいのですが、
台風の端っこからの雨が降る夜9時過ぎとあって無事座れました。
お洒落なカフェっぽい外観ですが店内は気さくでキレイな食堂、
1日の仕事を終えた人々が賑やかにわしわしと箸を動かしています。
ガイドブックにはまず載っていない知る人ぞ知る穴場グルメスポット。
さあ、さっそく台湾食い倒れ旅第一夜のスタート。
テーブルの上のピンクの注文票にある料理名に数字を書き込みます。
まずは「四方阿九魯肉飯」、店名になるほど名物の「魯肉飯」に
「燙青菜」と「板條湯」と「油豆腐」に「魯蛋」ってところかな。
台湾旅も2回目、料理名もほぼ意味が想像つくのよねぇ。
食いしん坊は胃袋で学ぶのだ(笑)。
注文は万全、しかし、ここでひとつ問題が。
台湾の人は基本的に食事をしながらお酒は飲まない習慣なので、
こうした地元の食堂ではほとんどビールなどは置いていないのです。
つまり、台湾初日の乾杯!ができない・・・が、裏技がある♪
ピンクの注文票をお店の人に渡しながら英語で「ビールある?」と聞くと
身振りで店の外を指さし「すぐそこコンビニ」的な嬉しいご回答。!
そう、飲みたい人は、自前で調達、持ち込み可、なのだ。
ただし台湾の慣習としてはイレギュラーなわけですから節度は必要。
あくまで乾杯用にちょっとだけね。のどを潤す程度にとどめるべし。
さっそく2軒先のファミマで台湾18缶ビールをゲット、
いそいそ戻ると、早っ!もうお料理が揃っていた。
ひっそり静かに遠慮がちに、プシュ・・・台湾18缶ビールでそっと乾杯。
ぷはぁ~~~~~!爽やかで軽い台湾ビールが喉を滑り落ちる。極楽。
さあ、さっそく、地元客絶賛のローカルグルメをいただきましょう!
まずは名物「魯肉飯」。飾りっ気なしの超シンプルな見た目ですが、
ぱくり・・・う・・・旨過ぎる~~~悶絶級の美味しさだ!
とろっとろの魯肉(肉そぼろ)は旨み濃厚、甘さまろやか、
八角などの香りは控えめでとても食べやすい奥深い味わい。
台北で3本の指に入る魯肉飯との評判も納得。
「燙青菜」は茹で青菜のこと。さっとゆでた季節の青菜に
魯肉をと醤油だれをかけた一品は台湾人の大好物。今回は空心菜ね、美味美味。
おでんにそっくりの「油豆腐」と「魯蛋」は魯肉飯の店では定番のお惣菜。
味はまさに台湾版の厚揚げおでん&煮卵、濃すぎず薄すぎず絶妙な味つけ。
油豆腐はじゅんわり、魯蛋はほっこり、しみじみ旨く幾つでも食べられそう。
そして、初めて食べますよ、「板條湯」。
「板條」とはきしめんのようなうどんのような極太の米粉麺で、
汁なしでも食べますが、透明な滋味深い汁ありのスープ仕立てなのが板状湯。
レタスとセロリと香菜が載ったシンプル米粉スープ麺は、
うひょ~、ぴろぴろ、もっちもちの食感が、もう最高、たまらん。
そして、京都人も驚く薄味仕立てのスープの旨いこと。
台湾料理って、実は、とっても塩分控えめ、薄味なのだ。
だからこそ、素材や調理のレベルが問われるわけで、
ごまかしがきかない。本当に、台湾は、美味しい。
これだけ食べて満足して合計130元ほど。
日本円で・・・うそっ!?500円ちょっと???
台湾初日の晩餐がワンコインって・・・なんだか申し訳ない(笑)。
安くて気取りがなくて美味しくて、地元の人が行列するわけよね。
お仕事帰りの人が次から次とやってきて魯肉便當(弁当)を買っていく。
台北で最も古い繁華街「艋舺」。
雨の龍山寺から歩いて1分。
丸の九の字が目印の「四方阿九魯肉飯」は
額に汗し、よく働く人々のオアシスだった。
今日も頑張ったね。いただきます。ごちそうさま。
(写真は)
「四方阿九魯肉飯」
オールスターたち。
燙青菜はこの後出てきた。
四方八方滅法好吃♪

