台湾美的星巴克

萬華の朝。

台北発展の礎となった

歴史ある門前町に

美しい赤煉瓦の船が出現。

台湾美的星巴克。

秋の台湾食い倒れ旅リポート、4日目の朝です。

旅の間の超朝型は変わらず、ぱかっと5時前には目が覚めるので、

朝食前にいつものように萬華にあるホテルのご近所を朝散歩。

かつて淡水河を渡ってきた漢民族が最初に交易拠点を構えたのが

ここ「萬華=艋舺(モンガ」。台北最古の名刹龍山寺の門前町でもあり、

歴史と下町情緒が漂い、街歩きが楽しい魅力的なエリアです。

薄曇りの空が広がる秋の萬華は過ごしやすい気温、

薄手のカーディガンを羽織りスマホだけを持って身軽な朝散歩スタート。

台湾鐡道(台鐡)の萬華駅と直結するツインタワーのホテルを出て、

地下を走る台鐡の線路の上をなぞるように伸びる大きな幹線道路、

「艋舺大道」に沿って、ぶらりぶらぶら。

朝6時前とあって街はまだ目覚めたばかり。

時折、自転車やスクーターに乗って仕事へ向かう姿がありますが、

植木鉢などが置かれた下町の路地はまだひっそりしています。

ぎゅっと肩を寄せ合うように小さな商店が並ぶはざまに

色鮮やかな小さな廟が現れ、台湾らしさを感じます。

何の神様かわからないけれど、旅の無事を祈りましょう。

素顔の台湾を感じる路地や横道を眺めながら艋舺大道を進み、

MRT龍山寺駅につながる西園路が交差する角に差し掛かると・・・

うわぁ・・・!なんと美しい赤煉瓦の歴史的建築物を発見。

Y字路に沿うように建てられたレトロな4階建てのビルは

まるで大きな船のような独特のフォルムをしています。

薄曇りの朝の萬華=艋舺に赤煉瓦の船が出現したかのよう。

ん?・・・その美しい赤煉瓦の外壁に・・・

ちょうど巨大な船の舳先にあたるところに見慣れた緑色のロゴがある。

長い髪と尾ひれが特徴的な人魚のロゴ・・・スターバックス???

そう、朝散歩で偶然見つけたこの建物こそ、

世界で一番美しいスタバとも言われる「星巴克艋舺門市」なのでした。

「星巴克」と書いて「スターバックス」

つまり「スターバックス・バンカ店」(モンガは古い呼び名)。

美しい赤煉瓦の建物は日本統治時代の1932年に豪商の邸宅として建てられ、

台北市指定の古蹟となっている「萬華林宅」なのであります。

つまり・・・古蹟の中でカプチーノが飲めちゃうスタバってこと、

なんて贅沢、なんて素敵~~~♪

日本統治時代に野菜や果物の貿易業で富を築いた林細保氏が

萬華駅にほど近いこの場所に土地を購入し、

その父から商いを継ぎ財を成した4人の息子が設計、建築をした建物は

バロック風の外壁は西洋の赤煉瓦、屋根には日本の黒瓦が用いられ、

彫刻には柳葉や菱形など台湾の意匠が施されるなどなど

台湾と西洋、日本のエッセンスが融合した美しい折衷建築となってます。

2000年に台北市の古蹟に指定され、修復工事が済んだ2016年に

4階建ての建物の1階と2階がスターバックスとしてオープンしたのでした。

残念ながら、この日は朝早すぎて、まだ開店前。

歴史的建築物の内部を生かした美しい店内を見ることはできませんが、

「萬華林宅」でスタバする、お茶する楽しみはできました。

台湾旅のウィッシュリストがまた一つ増えちゃった♪

「艋舺大道」を挟んで美しい建物をじっくり鑑賞。

どうして・・・船のような形に設計したのかしら・・・?

あとで調べたところによると、苦労して財を成した林家の人々、

災害から身を守り、心の平和を保ちながら人生を楽しめるように、

家族や子孫が代々幸せに暮らしていけるように願いを込めて建てたらしい。

なるほど、林さんちのファミリーシップ、マザーシップだったのね。

台北発祥の街「萬華=艋舺」

歴史的発展を遂げ賑わいを見せてきた街の記憶、

街の隆盛を担った林家の記憶を今にとどめる赤煉瓦の船。

世界一美しいコーヒータイムが過ごせそうだ。

「星巴克艋舺門市」。

今度はオープン時間に訪れよう(笑)

(写真は)

萬華朝散歩で発見。

世界一美しいと言われる

「星巴克艋舺門市」

スターバックス・バンカ店。

台湾美的星巴克♪