メトロミュージアム

フランスに

凱旋門あり

台湾に北門あり

駅で歴史に触れる

メトロミュージアム

2019秋の台湾食い倒れ旅5日目リポート。

実質最終日となる5日目はお買い物をメインに街歩き。

まずは買い物天国「迪化街(ディーホワジェ)」へ再び向かいます。

リノベビル探訪と問屋街ショッピングが楽しめるレトロタウンで

まだ行ってない名物ショッピングスポットがあったのです。

「迪化街」への最寄り駅はMRT「北門」駅。

ホテル近くの板南線「龍山寺」駅からひとつ隣の「西門」駅で

松山新店線に乗り換えて一つ目がめざす「北門」駅。

ん?西門に北門・・・なんか・・・歴史を感じる駅名だわ。

その予感は、北門駅の改札からコンコースに出た瞬間に、実感になった。

北門駅は2014年に開通した松山新店線の駅で開業3年目の新しい駅ですが、

広々とした空間の床の一部がガラス張りになっています。

その下には古い時代の道路?柱跡?らしき歴史的遺構が。

これは・・・???

駅構内の壁面には「清代門道遺構」なる説明文もありました。

中文と英文で書かれている説明文から推理すると、

やはり、清朝時代の歴史的遺跡らしい。

しかも、床の一部をちょちょっと見せてるというレベルではなく、

構内の12カ所にこうした遺跡や器物が埋め込み展示されているようです

実は駅名になっている「北門」こそ歴史遺産。

かつて清代の台北府城には東門、西門、南門、小南門、北門の

5つの門がありましたが、北門は原形を留めている唯一の城門で

台北市の第一級古蹟に指定されています。

夜はライトアップされる美しい北門周辺は2017年に広場として整備され、

新たな観光スポットとして注目されているようです。

清朝時代からの歴史を今に伝える北門へ台北市が寄せる期待は大きく、

「フランスに凱旋あり、台湾に北門あり」と言われるようにしたい、らしい。

その美しい北門近くに新たに開業したMRTの新駅が「北門」駅。

駅の周辺は当時の機械局や鉄道工場があった場所で

古蹟と認定されている建物の塀や壁の基礎、石壁、排水管などが

そのまま埋め込み展示されているのでした。

ほえ~!!!清の時代の遺構が足元に・・・!

すっげぇ~~~!と、まじまじ見入り、興奮してしまいます。

が・・・あれ・・・?・・・驚いているのは、旅人だけ?

地元の人々はごく淡々とフツーにコンコースを通り過ぎていく(笑)。

確かにね、皆様にはもう見慣れた、通いなれた「駅」なわけよね。

でも、凄いな。清代の遺構が、日常風景って。

分厚いガラスの下の遺構をじっくりと今一度見つめる。

清の時代の石畳の道路がそのままそっくり保全されている。

長い板状の石と玉石が敷き詰められた石畳の道。

府城をめざして当時の人々が歩いた道・・・なんだよねぇ。

MRTで清の時代にタイムスリップできちゃた。

松山新店線「北門」駅は入場料要らずのミニミニ博物館。

迪化街ショッピングのついでに贅沢にプチ歴史散歩ができます。

凱旋門に負けない北門そばのメトロミュージアム。

立ち止まる価値、あります。

(写真は)

北門駅の遺跡。

清代の石畳の道が

ガラスの下に息づく。

改札を出たら清の時代?