アラビックリ大発見

机の引き出しに

使いかけで

転がっていた

おなじみの文房具から

アラビックリ大発見!

がん治療に液体のり?!?!?!

東京工業大学などのチームが先ごろ発表した研究成果には

ホント、驚き、かつ、感心しました。

だって、一家に一本は常備している、あの液体のり、ですよ。

がんの放射線治療で使う薬剤に

液体のりの主成分ポリビニリアルコール(PVA)を混ぜると

薬剤ががん細胞に入り込みやすくなり、マウスの大腸がんが

「根治に近い」レベルまで消失したそうです。

昨年は東京大などが白血病治療で重要な細胞を

このPVAで大量培養するのに成功、さらにチームの研究者が

コンビニで購入した液体のり「アラビックヤマト」でも

実際に培養して確かめたというニュースが報じられていました。

液体のり、アラビックリ大発見、連発です。

液体のりでがん治療、いったいどこから、そんな発想が?

今朝の朝刊記事にその発見秘話が紹介されていました。

中性子を照射してがん細胞を破壊する治療がありますが、

薬剤ががん細胞にとどまりにくく、

照射効果が薄れてしまうのが課題となっていました。

どうしたらいい?

そうだ、薬剤の分子をくっつけて長くすればいんんじゃないか?

だが、その方法がなかなか見つからない。

東工大の野本貴大助教は薬剤の分子式をを書きながら、考えた。

人体に害がなく、できるだけシンプルにできないか。

はっ!

そのとき浮かんだのが「小学校の時に作ったスライム」。

PVAは水に溶けやすい樹脂でホウ砂と混ぜると、スライムになる。

治療に使う薬剤はホウ砂と同じホウ素の化合物だ。

薬剤とうまくくっつくかもしれない!

だが、待てよ、PVAがすでに研究されているかもしれない、と、

野本助教、過去の論文を徹底的に調べましたが、見当たらない。

研究費も少ないし、まずは実験だと、安いものから試していったところ、

なんと、うまくいっちゃった。

「あまりにありふれた材料だから、

他の研究者は興味を持たなかったのかもしれない」。

机の中から大発見した研究者のコメントがなんとも印象的であります。

頭の柔らかさ、ひらめき、病気の人々を助けたいという強い使命感が生んだ、

アラビックリの大発見秘話に感動しました。

それにしても、まさかのスライムだったとは。

夏休みの自由研究だったのか、学習雑誌の付録だったのか。

ぐにゅぐにゅと柔軟に形を変える変なヤツ。

どうしてこうなるんだろう?なんでできているんだろう?

子供心に感じた不思議さ、面白さが

研究者の緻密な脳細胞のどこかにちゃんと保存されていたのですねぇ。

子どもたちにとっては、色々な体験、色々な不思議に出会うことが

本当に大切なんだなぁと再認識しましたねぇ。

自由研究から

机の引き出しの中から大発見が生まれた。

アラビックリの種は、身近な場所で

まだまだ転がっているかも、ね。

(写真は)

「小魚杏仁」

台北のスーパーで購入。

小魚とアーモンド、

柿の種とピーナッツ、

この組みあわせも大発見、だよね(笑)