晴れたり曇ったり2020

天気予報から

「快晴」

「薄曇り」

がなくなる?

晴れたり曇ったり2020。

気象台が発表した今日の天気予報によれば、

札幌はくもり時々雪、所により夕方から雷を伴い、

予想最高気温は氷点下5度、とのこと。

窓の外には冬の薄いグレーの雲が広がっています。

そうかぁ・・・今日は「薄曇り」ってことねぇ。

ん?いやいや、天気予報からこの言葉は、なくなったんだよねぇ。

気象庁は各地の気象台の職員が毎日決められた時刻に

「目視」で行ってきた天気や気象現象の観測を一部の地域を除いて、

今月3日から機械による自動観測に切り替えました。

気象衛星やレーダーなどによる観測技術の向上に伴い、

人の目による目視観測から機械による自動観測に変わることで、

これまで見える雲の量で区別していた「快晴」や「薄曇り」はなくなり、

「晴れ」や「曇り」として発表されることになった、というわけ。

今朝の天声人語のテーマもこの話題で

「人の目に基く微妙な表現はどうやら用済みらしい」とし

「あかね雲」「入道雲」「いわし雲」などなど

空模様を表す豊かな日本語がいくつもあるのに

「やや寂しい」と触れていました。同感ですねぇ。

目視による観測では空の雲が1割以下のときは

「晴れ」と区別して「快晴」と発表してきましたが、

自動観測では空にどれくらい雲があるのか細かく判別できないために

「晴れ」に統一されるのだそうです。

う~ん、人間の目と機械と、

どっちが優秀なのかよくわからなくなってきますが(笑)、

「快晴」という言葉には何とも人間らしい感情が溢れていますよね。

真っ青に晴れ渡り心がウキウキする気持ちが

「快」の字に込められている。

「薄曇り」という言葉にも

はかなく薄い天女の羽衣を想起させるような情緒を感じます。

お天気の専門家である気象台の職員さんが毎日空を見上げて観測、

「ああ、今日は日本晴れだ~」と「快晴」と発表、

「はかない雲が綺麗だな~」と「薄曇り」と発表、

することは、もう、基本的にないのか思うと、やっぱり寂しい、な。

いやしかし、天気予報の言葉からなくなっても

暮らしの中から豊かで美しいお天気の言葉は残していきたいもの。

天声人語氏もこの季節の「凍雲(とううん)」をあげていました。

今にも雪が降りそうな雲のこと。

「凍雲(いてぐも)」とも読み、冬の季語にもなっています。

雪模様の雲、冬空の雲、寒々と凍りついたような雲を表す言葉。

「凍霞(いてがすみ)」は凍りそうな冬の霞、

「凍風(いてかぜ)」は凍りつくように冷えている冬の風、

急激な寒気で水蒸気が凍結する「凍靄(いてもや」などなど、

日本語には美しいお天気言葉がいっぱいあります。

予想最高気温氷点下5度。

今季一番の厳しい寒さが予想される立春すぎの如月五日。

今日の空模様は・・・凍雲時々六花・・・かな。

晴れたり曇ったり2020、

美しい日本語、残したいですね♪

(写真は)

ライトグレーの冬空。

やっぱ、

「薄曇り」、でしょ?