春呼ぶ魚

きらきら

美しい銀鱗

江戸時代から

北海道を支えてくれた

春を呼ぶお魚、再び。

立春過ぎても連日厳しい寒さが続いていますが、

こんな時こそ、食卓から春を呼びましょう。

てなわけで、昨日の金曜ごはんのメインは、

古平産のぴっかぴかの獲れたて新鮮なニシン♪

2020年初の「春告魚」が我が家の食卓に降臨。

ご近所スーパーに並んだあまりに美しいお姿にほれぼれ、

さっそくシンプルに塩焼きでいただきました。

鮮度は抜群、魚体も大きく、それは立派な今季初ニシン、

頭を落としても魚焼きグリルにギリギリ入る大きさでした。

いざ、焼きたての塩焼きにしんにお箸を入れる。

ほろ・・・ほろほろ・・・

繊細で柔らかくふっくらした身が・・・たまりません。

あ~、北海道に暮らしていて良かった~。

こんな活きの良い生ニシンが味わえる幸せをかみしめました。

北海道のニシン漁の始まりは江戸時代。

当時の松前藩は米の代わりにニシンを年貢に納めていたほどで、

にしんは北の海からの大きな大きな恵みでありました。

道内の漁場に残る立派な鰊御殿が当時の映画を物語ります。

おっと、そういえば、昨日のニシンは古平産。

良好な漁場だった古平は

寛政11年(1799年)に幕府直轄の古平場所となり

寛永5年(1852年)にはニシンの漁獲量が西蝦夷地で一番になったと

伝えられるニシンで栄えた町であります。

昭和の中頃からニシンがぷっつりと姿を見せなくなり、

漁の主役はスケトウダラなどに移っていきましたが、

近年は古平にもニシンが回帰してしてきているのですねぇ。

やっぱり、蝦夷地の春を告げるのは、ニシンがいい。

その昔、ニシンで栄えた漁場では

大漁を願うための数々の習わしがあって、

神の使いである「キツネ」やニシンを連れてる「クジラ」などは

漁期には決して口にしてはならない言葉とされ、

「キツネ」は「いなり」、「クジラ」は「えびす」と言い換えたそうです。

そうかぁ。

せっかく北の海に戻ってきた春告げ魚、

神様のご機嫌を損なわないように、

春が来るまでは「キツネ」と「クジラ」は禁句とするか(笑)。

たまたま発見した日本卸売り市場のサイトによれば

「北海道産のニシン、脂の乗りも最高の一品です」とか。

2020年、立春過ぎの寒波のさなか、春を呼ぶ魚を味わう。

免疫力益々アップ、ですな~♪

(写真は)

長皿からはみ出しそうな

立派な立派な春告げ魚。

春よ来い、早く来い♪