桃の花の水
春が近づき
気温が上がり
雪が氷が解け
さらさら流るる
桃の花の水よ。
3月11日です。
東日本大震災から9年ですね。
死者、行方不明者、関連死を含め2万2167人が犠牲となり、
今なお4万7737人が全国に散らばって避難生活を送り、
岩手、宮城、福島3県のプレハブ仮設住宅には
今も709人が暮らす、と朝刊が伝えていました。
その数字のひとつひとつの人生を想像します。
国が定めた「復興・創生期間」は残り1年となりましたが、
ひとつひとつの人生、暮らしの復興ままだまだ途上だし、
大切な人や故郷を失った悲しみ、苦しみには終わりはないわけで、
3・11をずっと忘れない、って今一度強く思った朝です。
9年前の3月11日午後2時46分、
今と同じように自宅のパソコン前で仕事をしてましたっけ。
激しい揺れに驚いてテレビを点けると、東京のスタジオも揺れていた。
すぐ頭をよぎったのは海外出張へ出発した夫のこと。
確か、イタリアへ向かう飛行機の中のはず。
空の上か・・・とりあえず・・・無事よね・・・。
後から聞けば、夫は何も知らず到着したミラノの空港のテレビで
日本が大変なことになっていることを初めて知ったそうです。
あれから9年。
今は日本も含めて、そのミラノが大変なことになっています。
新型コロナウィルス感染者が1万人に近づくイタリアでは全土が移動制限、
フランス、ドイツなどでも感染者が増加し、
EU首脳が緊急テレビ会議を開く事態になっています。
当たり前の暮らしを一変させる災害、そして感染症。
そのたびに無力さに打ちひしがれますが、
それでも人類は幾つもの危機を乗り越えて生きてきたわけで、
そうだ、まず、できることを最大限誠実にしよう。
まずは感染リスクを抑える行動を、というわけで、換気換気。
バルコニーの窓を全開にして、思い切り深呼吸をする。
う~ん・・・春の匂いがする・・・水の匂いだ。
高めの気温が続く札幌、雪解けがぐんぐん進んでいますものね。
そうだ・・・「桃花水」の匂いだ。
啓蟄が過ぎた頃の雪解け雪解け水のことを表す美しい言葉。
「桃花水(とうかすい)」と読みます。
桃の花が咲くころの季節感を表現する春の季語。
桃の香りに誘われて春への思いが溢れ出すような語感があります。
一つの枝にたくさんの花を咲かせる桃の花は安産の象徴とされ、
魔除けとしても古くから大切にされてきました。
思い切り窓を開け放って、換気のついでに深く深呼吸。
桃の花の水の匂いで免疫力アップ♪
今日も笑顔で暮らそう。
(写真は)
週末の家中華デザート
「手作りぷるとろ杏仁豆腐」
桃花水のようなシロップをかけて
杏仁の風味を味わいました♪

