新しい家訓
カギ閉めた?
お財布持った?
ハンカチにティッシュ、
あーっ!
マスクは???
新しい生活様式も少しずつ馴染んできました。
で、新たに我が家に加わった家訓があります。
それは、「マスクは、パンツだ!」。
ウチの夫、いまだに家を出る時にマスクを忘れることがたまにあるのです。
ありえなぁ~い!
「いってきま~す!」と元気に家を出たと思ったら、
ピンポ~ン♪とインターホンが鳴り、画面にはマスクなしの夫の顔。
「すみません・・・マスク・・・忘れました」と
いたずらを見つかったわんこのようにうなだれている(笑)
ドアの内側に「マスク!」と小さなメモを貼った当初は
それなりに効果があったのですが、
いつも貼ってあると、それが日常の風景になるようで、
日に日にメモ作戦の効力も薄れていく。
「もうね、ジムも飛行機もマスク着用の世の中ですよ。
今どきね、マスクなしで外を歩くなんて、
パンツをはかないで外に出るみたいなものです、
そうです、マスクは、パンツ!」
生活指導の教師のように、私は宣言したのであった。
「マスクは、パンツ!」。
パンツをはかないで出かける人は、いない。
我が家の新しい家訓は、こうして生まれた(笑)。
そんな家訓の効果かどうかはわかりませんが、
本人も色々学習をしたようで、最近は玄関先に
翌日着けていくマスクを待機させておくように成長。
通勤バッグにも万が一のための予備マスクを忍ばせているらしい。
う~ん・・・よしよし・・・よくぞそこまで成長した(笑)
パンツは忘れなくても、マスクを忘れてしまう自分と
きちんと向き合った、その姿が、愛おしい。
・・・ん?・・・似たような出来事が過去にあったような・・・?
そうだ。息子の、傘だ。
元気印の息子、学校の帰り道は楽しいことがいっぱいみたいで、
小学校時代から、朝さしていった傘は、晴れた帰りはほぼほぼ忘れてきた(笑)
学校に置き忘れたのか、寄り道で遊んでいるうちにどこかに失くしたのか、
もう、何本傘を買ったかわからない。
そのうち、彼も、学習した。
あれは中学生になった頃だったか、ある小雨模様の朝のこと、
「雨降ってるよ、傘さしていきなさい!」という母に、
玄関先で彼はきっぱりこう言った。
「いい、絶対忘れるから、持っていかない!」。
そして、元気に、小雨模様の通学路を走り去っていったのだった。
どうせ忘れるなら、最初から持っていかない。
忘れるリスクと濡れるリスクを天秤にかけた結果、
多少の雨など気にしない元気印の性格が勝ったのだ。
そうか、そういう選択もあるのか。
自分なりに自分の性格を分析し導き出した、ある意味あっぱれな結論だ。
私の性格では絶対出てこない、選択だった。
自分のお腹から生まれたけれど、この子と自分は、違う人格なんだと
はっきり実感、妙にすっきり、ほほえましく感じた瞬間だった。
どうせ忘れるからと傘を持たずに朝の小雨の通学路を
元気に走り出していった少年も、
今は遠い街で社会人として、新しい生活様式を生きている。
彼なりの、新しい家訓はできただろうか。
それぞれの成長がある。
だから、人はみんな、愛おしい。
(写真は)
新しい生活でも
変わらないのは
幸せなおやつ時間。
シャトレーゼのロールケーキ、
初めて食べた~、めっちゃ美味♪

