6分待つのだぞ

あわててはいけない。

じっと、

おとなしく、

6分待つのだぞ、

天使のクロワッサンのために♪

「大五郎、3分待つのだぞ」

と、言ったのは、笑福亭仁鶴扮する「子連れ狼」のちゃん。

1976年から83年かけて放送された「ボンカレー」のTVCMでしたが、

3分はまだ早い、美味しいクロワッサンのためには

「6分待つのだぞ」。

4月にオープンした札幌の新しい商業空間「miredo」、

北海道初出店のお店を中心に今も話題を集めていますが、

なかでも安定した人気を誇っているのが「BOUL’ANGE(ブールアンジュ)」、

天使のロゴがキュートなブーランジェリーであります。

壁に沿った形のオープンな造りの店内の奧には

ガラス張りの工房があって、つねに焼きたてのパンが並び、

美しい姿形、香ばしい匂い、まさに五感で楽しめるブーランジェリー。

ここを通りかかって、買わずに帰ることはほぼ不可能(笑)、

気がつくと、トングとトレイを手にいていました。

一番人気のクロワッサンと、パン・オ・ショコラと、

ブリオッシュ生地にとろりとしたクリームをはさんだ、

ヴィエノワのミルククリームなどをいそいそとゲット。

その日のおやつと翌朝の朝食にいただきました。

人気のブーランジェリーはアフターサービスも満点。

「おいしく温める方法」を書いたリーフレットもつけてくれました。

自慢のクロワッサンや食パンを自宅でおいしく食べる手順が

詳しく書かれているのです。

さあ、翌朝。まずはリーフレットを熟読。

①180℃のオーブントースターで1分30秒~2分。

②トースター電源を切り、余熱で2分程あたためる。

③トースターから取り出した後、2分常温で置くと風味がより感じられます。

むむむ・・・2分+2分+2分の3ステップを踏まねばならないのか・・・

焼きたての風味を再現するには「6分待つのだぞ」ってことね。

ちゃん!わかった、オイラ、美味しいクロワッサンのためなら、

いい子で6分待つよ。

と、思った、思ってはいたのだが、

オーブントースターの前で待つこと2分。

う~ん・・・濃厚なバターの香りが鼻腔をくすぐる・・・

チン♪2分経ったことを知らせるベルの音。

ここですぐ出してはいけないのね、2分余熱ね・・・

扉を開けたい欲望を抑えながら、オーブントースターを見つめる。

ん?リーフレットの一番下、「CAUTION」の文字が目に入った。

「クロワッサンは厚みがあり、特に上部が焦げやすのでご注意下さい」。

え?ヤバくない?焦げちゃってない?

心配になって、禁断の扉を開ける。

セーフ!うっすらトップがブラウンがかっていますが、

むしろ、香ばしい魅惑的な香りを放っているではありませんか。

②余熱で2分、③常温で2分、待たねばならない、

まだステップ②の途中ではあるが、

ええ~い!もう我慢できない、待てない、

焼きたて熱々のクロワッサンをお皿の上に取り出してしまった。

ちゃん、ごめんなさい、オイラ6分待てなくて・・・

懺悔の気持ちも目の前の天使のクロワッサンの誘惑で雲散霧消(笑)

2分+1分余熱のクロワッサンにかぶりつく。

サクッ、表面の皮が香ばしい音をたてた瞬間、

ふわぁぁぁぁ~っと芳醇なバターの香りが鼻腔を駆け抜ける。

ほのかにもっちりした厚めの層が・・・たまらない。

約束を破った背徳の美味さよ。

6分待つのだぞ、と書いてあるのに、

3分しか待てなかった大五郎(笑)ですが、

天使のクロワッサンは、それでも、絶品だった。

パンの天使は、どこまでも優しかった。

次は、きちんと、6分待ってみます。

ちゃん、今度は一緒に食べよう(笑)

(写真は)

「BOUL’ANGE」の

絶品クロワッサン。

外はパリパリ、中は厚め生地がしっとり。

層が、美味しい♪