おしゃれと主語

「モテ」るためでも

外の目のためでも

誰のためでもない

私が私のために装う

お洒落と主語

誰の心と秋の空。なのかはわかりませんが、

今日も不安定な空模様が続いています。

朝早く強い雨が降ったかと思えば、少し晴れ間がのぞき、

6時頃、期待を込めて洗濯物をベランダに干していると

西の空には大きな大きな虹がかかりました。

あ、虹だ。なんだかいいコトがありそう♪

なんて、幸せの予感に浸る間もなく(笑)にわかに空は曇り、

山の向こうに青空の切れ端をのぞかせながら、

絹糸のような雨が降り出し、虹はあっという間に消えてしまいました。

でも、朝から虹発見、それだけで、幸せ。

そうなのよ、私が幸せで心地よいことが大切なのよね。

朝刊の生活面の特集記事「どう変わった 2012~2020」を読みながら

しみじみ、つくづく、実感いたしました。

歴代最長政権が続いたおよそ8年間の暮らしを検証する企画、

今朝のテーマは「ファッション誌」でありました。

「ムダ買いNO!」「少ない服できちんと”オシャレ”が今どき新基準」等々、

ここ1年ほどの女性ファッション誌の見出しは、かつてのきらびやかさとは

一線を画した堅実&実用的な言葉や並んでいます。

高額なブランド服やバッグがオンパレードの紙面は、今や昔の物語。

安倍政権がず~っと続いている間に

ファッションへの考え方、目線が大きく変化していたのです。

たとえば2011年の「CLASSY」の特集は「これが『結婚できる』服」。

2020年にこんな特集を組んだら、まさに炎上もの、かもしれません。

条件の良い相手をゲット、結婚というゴールを決めるために

男性、つまり外部の目を意識したファッションをおススメ、

脚がキレイに見えるヒールはマスト、膝丈スカートに

男性好みの目を大きく見せるための「モテ」メイク指南・・・なんて、

2020年の読者からは、はあ?なんで?誰のため?ありえない、と

総スカンをくらいそうな気がします。

今、ファッションのキーワードは

「カジュアル」「シンプル」「かっこイイ」。

断捨離ブームや「所有しない」ミニマリストな生活スタイルへの支持、

さらに株価は上がっても経済的豊かさを実感できない8年間の間に、

「モテ」だのなんだの、どーでもよくなってきたわけで。

仕事を終えて保育園へお迎え、買い物するにはヒールよりもスニーカー、

ボディラインを強調する服ではなく着心地の良い服がいい。

女性たちは周りにどう見られるかよりも、

自分が心地よい服を選ぶようになったのだ。

記事に載っていたスタイリスト亀恭子さんの言葉が印象的でした。

「編集者から『亀さんなら、何を着ますか?』と聞かれることが多くなった」。

これが流行っているから、これが「モテ」服だから、と選ぶのではなく、

私なら何を着るか、何を着たいか、

ファッションの主語は「私」、の時代なのだ。

ファッションは生き方と言われます。

今日のお天気、今日のスケジュール、今日の気分で、何を着るか。

「モテ」るためでも、誰のためでもない、

私は、私のために、心地よい服を選ぶ。

おしゃれの主語は、私。

主語のないおしゃれは、

もう流行らない、きっと。

(写真は)

西の空に

かすかに残る(笑)

今朝の虹。

かすかに・・・見える?