秋の博覧会
秋です。
芸術、文化、
そして食欲、
みんな満たせる
秋の博覧会。
今日から10月。
朝一番で家中のカレンダーを10月に替えました。
JTAの10月は沖縄本島瀬底島アンチ浜のコバルトブルー海。
世界遺産写真家富井義夫さんの「世界一美しい街」カレンダーの10月は
ウクライナ・クレーヴェンにある「恋のトンネル」、
燃えるような黄金に輝く紅葉に包まれた風景は息を飲むほどの美しさ。
同じ冨井義夫さんの「哀愁のヨーロッパ」カレンダーの10月は
ウクライナ・リヴィラの夜のルィノク広場をとらえたモノクロ写真。
秋の夜のオープンカフェに集う人々。ダウンを着込む夫婦の横で
半袖Tシャツ姿の恋人たちが抱き合っています。
彼らも今はマスク姿で控えめなカフェ時間を過ごしているのかしら・・・。
なんて、我が家のカレンダーをめくりながら、朝のひととき、
あたかも写真展を訪れているような芸術、文化の秋時間を楽しみました。
美術館、ギャラリー、博物館などなど、しばしご無沙汰ですもんねぇ。
そんな中、昨日からちょっと美味しい秋の博覧会が始まりました。
札幌三越で開催中の「あんこ博覧会~ANpaku」です。
日本の伝統文化である和菓子の肝「あんこ」がテーマの博覧会、
あんこを愛する全国各地の菓子職人の想いや技が詰まった逸品が結集、
あんこの伝統と未来と魅力が感じられる催事であります。
まず先遣隊として自称北海道つぶあん党党首の夫が日中に視察、
道内と道外の「あんこ」和菓子をお土産にゲット、
それでまったりおやつ時間を楽しんだ後、
自称北海道こしあん党党首の妻が夕方の仕事前に会場へ立ち寄り視察、
「あんこ博覧会」を目と舌で存分に味合わせて頂きましたよ。
初日、特に長い行列ができていたのは
福島県の小池屋菓子舗の「粟まんじゅう」。
災難に「あわ」ないようにと生まれたとされる粟まんじゅう、
会場での蒸したてを求めて善男善女が幸せそうに並んでいましたよ。
で、あんこ党首夫妻が博覧会でゲットした逸品から、
まず本日は道外編からご紹介いたしましょう。
東京向島にある名店「青柳正家(あおやぎせいけ)」のきんつば、です。
もうね、お店の名前からしてもう只者ではありません。
創業は昭和23年(1948年)。当時の店名は「青柳」でした。
翌年の第一回全国名菓奉献結成式典で、青柳の味に満足した、
元公爵従二位勳二等の一条実孝公が「正家」と命名し、
実孝公自らが筆をとった「青柳正家」の看板を掲げているのです。
そんなやんごとなき甘いご縁から十六菊花御紋章の使用を認められ、
「青柳正家」の看板商品となった「菊最中」や、
明治神宮菓道啓神かい献上の「栗ようかん」などが有名なのですが、
今回は会場で店主自ら」が焼き上げた「きんつば」がラインナップ。
「きんつば」は日持ちのしない朝生。
オンラインでは買えずお店に行くしかないのですが、
「あんこ博覧会」で出会えるとは、まさに僥倖。
さっそくゲット、濃いめの紅茶とともにいただきました。
上質な縮緬のような白い生地から
うっすら藤色がかった粒あんが透けて見えるさまは何とも渋い。
すっきり角が立ったフォルムが江戸の粋を感じさせます。
ぱくり・・・う~ん、上品・・・!
ふっくら炊かれた大粒の大納言小豆、甘さはごく控えめで、
小豆の香りと風味が口いっぱいに広がり、
ほんのりした塩気が心地よい余韻を残していきます。
青柳正家、「正家」の名に恥じぬ贅沢なきんつばでありました。
芸術と文化と食欲と一度に満足できる美味しい秋の博覧会。
あんこ博覧会、道内編の逸品は、明日ご紹介しますね~。
秋だ。あんこが美味い。
(写真は)
東京向島「青柳正家」の
きんつば。
きりっと角が立ったお姿。
江戸の粋を、いただきます♪

