ユニファイの色

青い州や

赤い州ではなく

アメリカ、なのだ。

赤でも青でもない

ユニファイの色

史上稀に見る大激戦、大接戦となったアメリカ大統領選挙、

ついに、とうとう、ようやく?7日夜、日本時間8日午前、

民主党のジョー・バイデン氏が当選確実となり、

地元デラウェア州ウィルミントンで「次期大統領」として初の演説、

勝利演説を行いました。

アメリカ国民でもないし、投票権もないけれど、感動しました。

「あれ?15歳若返った?」と錯覚するほど

自信に満ちた力強い表情、声もさることながら、

4年ぶりに大統領らしい演説を聞いたような気がします。

国のリーダーとしての責任、

導くべき国の未来、

国民との約束が

簡潔で誠実な言葉で語られていたように思います。

誰かを貶めることなく、

誰かを糾弾することもなく、

誰かに責任を押しつけることもない、

史上最高齢となる次期大統領の演説は耳にすんなり入ってきました。

印象的だったのは、バイデンさんの言葉の響きの柔らかさ。

音の強弱でアクセントをつける英語は日本語に比べて

言葉の響きが強く感じられ、時に攻撃的に聞こえたりもしますが、

バイデンさんの話す英語は音感が耳にとても優しく響くのです。

いささか鼻にかかった発声もあると思いますが、

勝利演説で選択した言葉の語感が、現大統領とは対照的でした。

「私たちは敵ではない。私たちはアメリカ人」だ。

トランプさんに投票した人々に向けてソフトにこう語りかけました。

特にその音の響きに魅了させられた英語があります。

「unify」=結束

「I pledge to be a president who seeks not to devidebut to unify」

(分断させようとするのではなく、結束させる大統領になることを誓う)

という冒頭のメッセージであります。

devide=分断。日本語でも英語でも強い響きがある言葉から

unify=結合。人々を包み込むような温かな癒しの響きに満ちた言葉へ。

ユニファイ・・・バイデンさんが鼻にかかった声で発音した瞬間、

威圧や攻撃や暴言とは別れを告げる新しい時代が来ることを感じました。

unify・・・ユニファイ。

アメリカ人じゃないけれど、発音してみると、なんだか心地よい。

ラテン語のunus(一つの)+facio(する・作る)が語源の英語で

「一つにまとめる、統一する、結合する」という意味。

お互い敵対するのではなく、理解し合おうというunify=ユニファイ、

口にすると、なんだか不思議に癒されるような気持ちになります。

このunifyのフレーズの前に次期大統領はこう語りかけています。

「赤い州でもなく、青い州でもなく、ただアメリカだけを見ることを誓う」。

赤か青か、どちらに染まるのか混沌とした大統領選挙の先に見えてきたのは、

赤でも青でもない、ユニファイな色のアメリカだった。

バイデンさん、

アメリカのため、世界のために

どうか心に届く言葉で語り続けて下さい。

全ての人々を、ファーストに、ね。

(写真は)

アメリカは

ユニファイの時代へ。

札幌には、冬が来た。