一坪の奇跡最中

夜明け前から

できる行列

開店前に売り切れる

一坪の奇跡のお店の

奇跡の最中

自称北海道粒あん党党首の夫の元に

超レアな到来物が届けられました。

粋な包装紙に描かれた小さな屋号の文字を確認した妻は仰天、

「まじっ!? 小ざさ!!! あの奇跡のお店???」

夜明け前から1日限定150本の羊羹を求める行列が生まれ、

開店前にはお目当てが売り切れてしまうという、

和菓子好きにとっては「聖地」のような小さな小さな和菓子店。

それが吉祥寺の商店街に佇む「小ざさ」であります。

その神話ぶりはつとに有名で、

「一坪の奇跡~40年以上行列がとぎれない吉祥寺『小ざさ』味と仕事」

という本まで出版されているほど。タイトルはビジネス戦略本のようですが、

「小ざさ」の女性社長が真摯に続けてきたモノづくりの原点について書いたもの。

だって、このお店、扱っているのは、羊羹と最中だけ、なんですよ。

一日限定150本の羊羹は開店前に売り切れ、

並ばすとも買える最中も砂糖粒の大きさまでこだわって作られる逸品。

そんな「一坪の奇跡」のお店の、最中の箱が、今目の前に!

興奮を抑えながら、ありがたくありがたく箱を開ける。

おおお~、蓋を開けた瞬間、「皮」の香りが鼻をくすぐる。なんと香ばしい。

皮と皮の間から艶やかな黒餡と白餡がちらりと覗き、もうたまりません(笑)

視覚、嗅覚で、その魅力にやられちゃいました。

では、早速、黒餡をいただきます。

透明な包みを開くと・・・あれ・・・?この形は???

なんともユーモラスにも見えるちょっと不思議な形をした最中。

一足早く手にした夫が自信たっぷりに言う。

「カエルでしょ?」

「え~~~!?カエル~~~???」

夫の見立てをほとんど信用しない妻(笑)

だって、「一坪の奇跡」のお店だよ、カエル最中なんてことある?

いや、カエル最中を作っているお店があったら申し訳ないが、

これほど著名な「小ざさ」=「カエル最中」って話、聞いたことない。

しかし、今は、実食が先(笑)

先代の時代からかすかに焦がして焼かれる香ばしさ命の「皮」と

しっとり上品でみずみずしい粒あんの相性は、もう国宝並み。

上品な甘さにするため粒の大きな特注の「小ざさ」専用の砂糖を使用し、

手間のかかる蜜漬けをしてまろやかな「丸い」味に仕上げられています。

まさに「一坪の奇跡最中」。

で、充分に味わい、落ち着いたところで、懸案の謎の形問題。

サクサクっと検索して調べてみると・・・

「ほ~ら!カエルじゃありませ~ん!」

鼻を膨らませ、勝ち誇る妻(笑)

「小ざさ」の最中の形は「霊芝」。

中国に伝わる千年持つと言われる伝説のキノコで、

霊芝のように長く愛されるようにと名付けられたらしい。

今もなお1日13000~1500個も売れ続ける永遠のロングセラー。

一坪の奇跡最中。

いんげん豆を丁寧に炊いた象牙色の白餡も奇跡、らしい。

何かと心配ごとの多い年の瀬でありますが、

奇跡の最中でほっと一息、頑張れそう♪

(写真は)

「一坪の奇跡」

吉祥寺「小ざさ」の最中。

ひっくり返すとカエルに見えなくもない?

あ、ちなみ「おざさ」と読みます。

「こざさ」でありません(笑)