孫のほっぺ

タップ

スワイプ

あー、もう、無理!

だったら、

孫のほっぺ作戦♪

「ガラケーと人生」。

朝刊の読者投稿欄の特集テーマに思わず目が留まりました。

総務省の2019年の調査によると、モバイル端末の個人所有率は

スマホが前年比2.9ポイント増の67.2%、

携帯電話・PHSは2.2ポイント減の24.1%となっており、

年々ガラケーはその希少性を増しているのが現状。

だからこそ、我が人生とガラケーを語りたい!わけで、

慣れ親しんだガラケーとスマホの間で揺れる複雑な思いが

さまざまに綴られていたのですが、

なかでも、そうそう、ウチもそう!と膝を打ったお話がありました。

60代の男性からの投稿で、今秋に90歳を迎えるお母さんのこと。

愛用しているガラケーが「早く買い換えないと使えなくなる」とせかすので、

携帯電話のショップでスマホに替えることにしたのですが、

実物を持つと「これは重い、大き過ぎると」とご不満。

そこで結局、一番小さなキッズ用スマホを購入したのですが、

いざ使ってみると画面を軽くたたく「タップ」や

指をすべらせる「スワイプ」などの操作がうまくできない。

本人はとうとう「もう90になるんだから出来ない!」と開き直り。

触ろうともしなくなったそうです。

電池も消耗、家族からの電話にも出なくなったので困り果て、

仕方なく、ボタンで操作できるケータイに買い替えたところ、

90間近のお母さんはほっと安心、日に何度も電話してくるようになり、

今では催促の電話が来ないように早く応じるようにしているそうで、

紆余曲折の末に、なんとかめでたしめでたし、というお話でした。

わ~か~る~!

息子さんの、お母さんの気持ち、その状況、手に取るようにわかりますよ~。

同世代の私の母が数年前にスマホデビューした時がまさに同じ。

てか、タップやスワイプが苦手な状況は、今も変わっていません(笑)

生まれた時からスマホがあるようなネイティブ世代と違って、

触る加減や力加減が微妙なタップやスワイプ、フリックは、

高齢者にとってはもの凄く難しい操作なのですね。

だって、機械を操作するスイッチは「押す」もの、でしたから。

機械を操作するボタンやスイッチは「触れる」ものではなく「押す」もの。

押せば、指先にその感覚が実感として伝わるものと沁み込んでいるので、

画面を押しても感触がない「タップ」がどうしてもうまくできないのです。

物凄く力を入れてギューっと押しちゃったりするので、

スマホが悲鳴をあげたみたいに、変な画面に飛んだりするのよねぇ。

母と旅行に行って、スマホで写真を撮ってもらおうとしても

ほぼほぼ、うまくいかない(笑)

スマホをがっちり握るからカメラ画面から別の画面に飛んじゃったり、

なかなかポンとタップできないので、スマホを向けられているこちらの笑顔が

ヒクヒクひきつってくる(笑)運よく取れてもブレブレ(笑)

で、そのうち「もう無理!」とお手上げ宣言となるのが常だった。

でも、これは、もう本当にしようがないのだ。

長い間、スイッチはぎゅっと押してパッと反応するものと

身体が覚え込んでいるのだから、いきなりタップだの、スワイプだの言われても

そんな簡単にできるわけがないのだ。

どうしたら、高齢者もストレスなくスマホを使えるようになるのか。

よい機会なので、ちょっと色々なサイトで調べてみると、

あ~、なるほど、この手があった!

孫のほっぺ作戦。

高齢者にとってタップ動作の何が難しいのか。

年齢ゆえに素早い動作がしにくいのに加えて、

「スマホを押しているのに反応しない!壊れてる!!」と焦って

力いっぱいギューッと押し続けてしまう。

つまり、タップ特有の「触ってすぐ離す」という動作が難しいらしい。

このような場合に有効な声掛けが

「カワイイ孫のほっぺをつつくように、ポンっ」、だそうだ。

なるほど、孫のほっぺを力任せにギューっと押し続けることはない。

ぷくぷくのマシュマロをつつくように、軽くポンっ!

そうです、おじいちゃん、おばあちゃん、それこそ、タップ!です♪

これは、効果がありそうだぞ、

孫の手ならぬ、孫のほっぺ作戦。

便利なスマホは、可愛い孫のほっぺ。

めんこい、つん!で、デジタルの夜が明けるぜよ~♪

(写真は)

久しぶりに作ったきんぴらごぼう

牛肉とさつま揚げ入りの豪華版

微妙な力加減が必要な「ささがき」は

私より母の方が格段に上手だな。