ヒトとミツバチと果実と

昔昔の大昔

ヒトと

ミツバチと

果実が出会った日

ジャムが生まれた

きょう4月20日は、ジャムの日、だそうです。

1910年(明治43年)に長野県北佐久郡三岡村(現在の小諸市)の

塩川伊一郎氏が「苺ジャム」を皇室に献上したとの記録があることから、

日本ジャム工業組合がこの日を「ジャムの日」に制定しました。

パンにヨーグルトに、日本の朝の食卓には欠かせないジャム。

日本における最初のジャムは16世紀後半に宣教師によってもたらされたそうで、

南蛮好みの織田信長もきっと甘いジャムを口にしたことでしょうね。

国内での製造開始は明治10年、東京新宿にあった勧農局で苺ジャムが作られ、

試験販売されたのが最初のようです。

アヲハタのHPにはそんなジャムの歴史とともに

明治38~39年に書かれた夏目漱石の

「吾輩は猫である」に登場するジャムの関する一節が紹介されていました。

苦紗弥先生が「おれはジャムは毎日舐めるが・・・」と語っているらしい。

明治期のジャムは、西洋文化の味。

今みたいに毎日、誰もが食パンに無造作に塗れる身近な存在ではなく、

まだまだ一般庶民には手が届かないハイカラな食品。

英語教師だった吾輩の飼い主の苦紗弥先生もちびちび大事そうに

お匙で舐める高級フード、だったのですねぇ。

しかし、さらに調べてみると、驚いた。

ジャムのはじまりは、なんと旧石器時代に遡るのだそうです。

今から1万~1万5千年前の人類が、ミツバチの巣から蜜をとり、

その蜂蜜を使って果実を煮たことが現在のジャムの起源らしい。

ヒトが火を使えるようになったことで文明が始まったわけですが、

ヒトとミツバチと果実が出会って、ジャムが生まれたのですね。

1万~1万5千年前の甘く美味しい奇跡であります。

どんな果実のジャムだったのか、想像とロマンが膨らみます。

はるか昔昔の大昔から人類とともにあった最古の甘い食品、ジャム。

駐車場の一本桜は満開、すぐお隣の梅の木も追いかけるように開花しました。

そいえば、梅の実とかルバーブとか酸っぱい果実ほど

それはそれは美味しいジャムになるんだよねぇ~。

旧石器時代の大発明。

ヒトとミツバチと、多分すごく酸っぱい果実が生んだ甘い奇跡。

ひと匙の幸せに感謝、ですね。

ジャムの日に旧石器時代を思う。

(写真は)

駐車場そばの梅の木。

赤子が笑うように

ほっこりほころんだ

春うらら♪