六月の蝉
初夏だよ~
爽やかだよ~
気持ちいいよ~
季節を告げる
六月の蝉
真っ青な空に真っ白な雲、緑の山々。
北海道の初夏はやっぱり最高に気持ちがいいなぁ~♪
と、ベランダに出て背伸びをしていた昨日6月1日の朝のこと、
目も覚めるような緑の山々からあの合唱が聴こえた!
ジャー,ジャー、ジャー!
北海道の初夏の訪れを告げるエゾハルゼミの鳴き声です。
おおお~、1年ぶりだね~、今年もちゃんと鳴いてくれたんだね。
ありがとう。元気な鳴き声に勇気づけられます。
エゾハルゼミは寒冷地を好む森林性のセミ。
名前に「エゾ」がつきますが、北海道から九州まで全国に分布します。
でも、ナツゼミのように市街地でみかけることは道外ではほとんどなく、
北海道では標高の低い場所でも鳴き声を聞くことができるのですね。
わが家のベランダからは聞こえた鳴き声の主は
おそらく札幌の円山原生林に居住する(笑)エゾハルゼミたちでしょう。
ジャー、ジャー、ジャー♪
夏のセミとは違った特徴的な鳴き声は札幌の初夏の風物詩。
図鑑などによるとエゾハルゼミの鳴き声は
「ミョーキン、ミョーキン、ミョーキン、ミョーケケケケケーーーー」と
書かれていますが、こうした単体の鳴き声を聞くのは実はとても難しい。
エゾハルゼミは、ソロではなく大合唱が大好きなセミなのです。
確かにね、耳を澄ませても、
ソロの「ミョーキン」は聴き分けられない、
森の向こうから、みんな一斉に「ジャー、ジャー、ジャー」
なかなか、エゾハルゼミのソロ、独唱を鑑賞するのは、レアなのよねぇ。
セミが鳴くのはオスだけ。メスに自分の居場所をアピールするために
あんなに一生懸命鳴くのだそうです。エゾハルゼミは早い個体だと
5月の連休あたりから地上に出てきて羽化するそうですが、
せっかく早く羽化しても、なぜか一番乗りで我先に鳴いたりせずに、
ほかのオスが鳴くまでじっと待っているのだそうです。
なんでもエゾハルゼミには集団合唱性という習性があるそうで、
1匹が鳴きはじめると周りのオスも一斉に競うように鳴きだすのだとか。
「紳士たるもの、抜け駆けなどいたしませぬ、みんな一斉に鳴きましょうぞ」
ってことなのでしょうか、エゾハルゼミの紳士協定?
自然のルールは面白い。
エゾハルゼミが鳴きはじめると
春の遅い北海道も薄着の季節を迎えます。
1年で一番すがすがしい爽やかな初夏を告げる大合唱。
六月の蝉よ、こんにちは。
(写真は)
青い空と白い雲
初夏の緑の森から
エゾハルゼミの大合唱♪

