働く仲間
色々な国
様々な文化
多様な言語
助け合う心
働く仲間
トランプショックが世界を揺るがせています。
就任直後から次々と大統領令に署名、
オセロのようにこれまでの政策をひっくり返すような勢いに
株価も原油価格も右往左往の様相を呈しています。
なかでもアメリカ社会に大きな影響を与えそうなのが移民政策。
メキシコとの南部国境に非常事態を宣言、軍隊を派遣し不法入国を
即時かつ完全に阻止するとしています。
移民が多いイリノイ州シカゴなどでは在留資格を持たない人々が
強制送還を恐れて外出せず家にこもり、人が消えた街の映像が
影響の深刻さを物語っていました。
よその国で働き、地域社会の一員となり
消費者として経済にも貢献している人々に関するニュースは
決して海の向こうのアメリカだけの話ではありません。
日本にも一生懸命働く外国の人々がたくさんいます。
昨日コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「j今日ドキッ!」では
北海道で働くネパール人介護士の現場を特集していました。
全国でも介護人材の不足が顕著に表れているなか、
名寄市が手を組んだのはヒマラヤ山脈を抱く国でした。
市と社会福祉事業団が進める外国人材受け入れ事業によって
おととし5月にネパールから名寄にやってきたシェルバ・ラクバさんは
市内の特別養護老人ホームで介護士をして働いています。
2人の娘さんの学費のために日本での仕事を選んだそうです。
この老人ホームで働く9人の外国人のうち7人はネパール人で
「特定技能制度」で日本に滞在し仕事をしていますが、
この資格では最長5年しか日本で働くことができません。
外国人が介護職として5年以上働けるのは、介護福祉士の資格を取った人に
認められる在留資格「介護」のみなのです。
特定技能資格は一定の技能と日本語能力を持つ人に認められ、
日本の労働力不足を補うための即戦力として2019年に創設されました。
シェルバさんは独学で日本語を学び、日常会話にも支障はなく、
給料の高い韓国よりも日本が好きだからと名寄で働き、
みんな温かい日本でずっと働きたいと希望しています。
が、介護福祉士の資格取得は外国人にとっては高いハードル、
このままでは3年後帰国しなければなりません。
出入国在留管理庁は特定技能に5年という期間を設けているのは
「スキルアップの期間にしてほしい。技能実習などほかの資格も
5年なので、そのバランスもある」としています。
う~む・・・もやもやする。
日本が好きで、モチベーションがあって、スキルアップも望めて、
ずっと介護現場で働きたい意欲を持っている人がいるのに、
「ルールですから」と5年で帰国させてしまうって、なんかモヤる。
2040年には介護人材が57万人不足すると厚労省が予測しています。
すでに外国人介護人材は大都市と地方で人材の引き合いが起きており、
さらにアジア諸国も今後、高齢化が進んでいくと、国レベルでの取り合いに
なるわけで、日本は働き先として「選ばれる国」になる必要があるのに、
硬直化したルールが意欲のある外国人人材を締め出しているようにも見える。
移民社会のアメリカと同じ文脈では語れませんが、
地域社会で働く仲間として迎え入れる柔軟なルールは考えられないだろうか。
ネパールなどアジア諸国は年長者を敬い家族を大切にする文化があります。
多様な視点、異なる文化背景によって新たな介護アプローチが生まれたり、
問題解決につながったりするかもしれない。
人口減少社会、高齢化、縮むニッポン。
働く仲間を大切にしていきたいと思います。
意欲のある人が活躍できる社会であってほしい。
さあ、みんな、今日もがんばろう。
(写真は)
仕事の合間に
みんなでおやつもいいね
日本の大福はおいしい


