楽しい?
楽しくなければ
テレビじゃない
楽しい日本
・・・
楽しい?
昨日、通常国会が召集され、石破総理は初の施政方針演説を行いました。
地方創生を「令和の列島改造」として推進する考えを強調し、
明治維新後の「強い日本」、戦後の「豊かな日本」に対し、
今後は「楽しい日本」を目指すべきだと訴えました。
楽しい日本・・・楽しい・・・?
ガソリンも野菜も卵もなんもかも高い今日この頃、
買い物の度に合計金額にいちいち驚く今日この頃、
物価高にあえぐ国民に楽しめって、そりゃ無理っしょ。
って感じたのは私だけでないと思いますよ。
そもそも「列島改造」は田中角栄元総理の言葉だし、
「楽しい日本」は作家で元経済企画長官の堺屋太一氏の言葉で
どちらも1970年代の高度経済成長の基盤となったキーワード、
高齢化、人口減少が進む現代日本にジャストフィットするとも思えないし、
国のリーダーとして自らの内側から生まれた言葉で表してほしい気がする。
折しも「楽しくなければテレビじゃない」と
80年代の放送文化を席巻したテレビ局が未曽有の危機を迎えています。
同局番組の司会を務める俳優さんが「疑念や疑惑があったら楽しめない」と
発言したそうですが、「楽しい」という言葉の重さを感じます。
昨日のブログで触れた「一筆啓上」のように
短い言葉に伝えたい思いを載せることはなかなか難しい。
同時に今朝の天声人語では短い言葉が心を潤すことがあると
今年で10回目の「わたしの折々のことばコンテスト」を紹介していました。
全国の中高生から寄せられた2万7千件を超える「折々のことば」。
数学の教科書を放り出したくなるような時、ある中学生は
塾の先生がさらりと言った言葉を思い出すそうです。
「勉強は楽しく生きるための手段だよ」。
「楽しい」がすんなり心に沁みとおる。
そうか、しんどい勉強は、人生が楽しくなるためなんだ。
しゃーない、もうひと頑張りするかー。
数学の教科書の向こうに、キラキラ楽しい未来が見えてくる。
人に頼ることが苦手な高校生に小学校の先生が教えてくれた。
「人と人のあいだに生きているから『人間』というのです」。
頼ることはちっとも恥ずかしくない、人を信じたくなり、
人のあいだで生きることが、楽しくなるような折々のことば。
楽しくなるために、どう生きるか。
楽しんでもらうために、何をすべきか。
「楽しい」は、簡単なことじゃない。
楽しい?
(写真は)
春は和菓子屋さんから
やってくる
桜餅と鴬餅の季節到来
甘党は、楽しい


