はいはいメモリー

ころころ

転がるおもちゃを

キャッキャッと

追いかけて

はいはいメモリー

あ~、思い出すな~、はいはいの日々。

朝刊の教育面に載っていた子育て記事を読んで懐かしくなりました。

発達心理学の専門家による「はいはい」に関するコラム。

はいはいは歩行に向けての大切な準備だそうです。

赤ちゃんによって始まる時期はさまざまですが、

早い子で生後5ヵ月ごろ、平均7~8か月ごろに始まるはいはい。

発達のスピードはみんな違うので、なかにははいはいしないで

いきなりたっちして、歩きはじめる子もいます。

はいはいは腹筋や背筋が鍛えられ、左右の腕や足を交互に協調させて

動かすので、歩行に向けて大切な準備になると言います。

そういえば。息子は歩きはじめるのが早く、1歳のお誕生日には

おもちゃの汽車を押しながらゴキゲンで歩いていましたが、

その前のはいはいも、力強かったなぁ。

抱っこしてても、なんというか体幹がしっかりしていて、

自分の身体を自分で支えている感じがして、ラクだった記憶があります。

だから、はいはいも、パワフルだったのだろうか。

転がるおもちゃをキャッキャッと追いかけていた光景を思い出します。

はいはいでいっぱい動くためには、楽しさがポイントのようで、

はいはいができるようになると子どもは喜んで動くものを追いかけます。

それまでの「ずりばい」とは比較にならないスピード感が

赤ちゃんにとってはたまらなく楽しいのですね。

そこで活躍するのが転がるおもちゃと追いかける大人。

目の前に転がるおもちゃを追いかける喜び、

それを「まてまて~」と追いかけてくる大人の存在が

赤ちゃんのモチベーション(笑)をぐんと上げるらしい。

大切なのが、大人は決して子どもを追い越さないことだとか。

子どもが人の前を行く喜びを味わえるようにするのが良いそうです。

これは岩手県遠野市に伝わるわらべうたにも歌われている教えだそうで、

子育てにとってとても大切なことを象徴していますね。

親は子どもの後ろからその成長を見守るべし。

ついつい良かれと、あれこれ先に立って子どもを引っ張ってしまいがちですが、

子どもの行きたいように、そっと後ろから応援してあげるのが親の役割。

子どもが楽しんで自主的に自分の人生を歩めるように、ね。

子育てで大切なことは、はいはいが教えてくれる。

我が家のはいはいの日々からかれこれ20数年が過ぎた今、

気がつけば、親の私が「はいはい」できなくなっていた(笑)

先日、調理途中のかなり重いフライパンを左手一本で無理して

ガス台から移動しようとして、ギクッ!「あ、痛っ!」

その時は大したことなかったように思っていたのですが、

お風呂上りにストレッチしていて、前後スプリットで両手を床について

身体を支えた瞬間に、「あ、痛!!!」左手の手のひらに痛みが走った。

やはり左手のひらの小指側の腱をちょっと傷めたらしい。

とりあえず日常動作には支障がないようなので、

炎症や痛みをとるゲルを塗りこんで様子を見ていたのですが、その数日後、

床の上のリモコンを取ろうと軽く四つ這いになった瞬間「あ、痛!」。

やばい、人生後半にさしかかり、「はいはい」ができなくなった(笑)

もし、孫がいても、ばあちゃんとして後ろから追いかけることができない(笑笑)

ひと月ほどで、どうやら痛みはなくなりつつありますが、

ちょっとしたことで、悲鳴をあげるようになった肉体の経年劣化とともに、

「はいはい」という動作がいかに筋力を使うハードな運動かがよくわかった。

腹筋、背筋、手足のコントロールに加えて、

全体重がかかる手のひらにとってはかなりの運動負荷がかかるのだ。

赤ちゃん、すごいなぁ~。

あんなにぷくぷく、もみじのような愛らしいちっちゃなてってで、

自分の体重をしっかり支えて、キャッキャとはいはいで前進するのだから。

はいはいし過ぎて筋肉痛とか腱を傷めるとか絶対ないんだろうなぁ(笑)

うらやましい(笑)

赤ちゃんの目の前には、楽しい未来が開けている。

だから前だけ見てゴキゲンではいはいするんだ。

はいはいメモリー、

我が肉体のリアルを知る夏だった(笑)

(写真は)

今回は白いんげんで

「お豆とツナの香りサラダ」

暑い夏、傷めた腱には

火を使わない一皿が嬉しい(笑)