北のしんじょ
久しぶりだね
やっぱり
キミは
最高に美味しい
北のしんじょ♪
夏だ、真夏だ、超暑いっ!!!
札幌も連続真夏日、昨日夕方、陽が落ちたベランダに出るとまだ暑い。
それなりに少し涼しいような?風はそよいでいるのだが、
強烈な日差しにさらされたマンションの外壁がまだ熱を持っていて、
まるでペチカのようだった。さすが、真夏の太陽、パワーが違う。
そんな真夏日の金曜ごはんは暑気払いとお互いの慰労をかねて、
ものすごく、ものすごく、久しぶりに夫婦二人で外でいただきました。
円山の裏参道にある日本料理店「潤花(るか)」へ。
評判は聞いていましたが、訪れるのは初めて。
「心潤す、花の心で」がお店の名前の由来とか。
道端で咲いている花を見ると心が和む、
そんな気持ちになるようなお料理を目指しているという「潤花」は
とても落ち着いた空間、温かみのあるしつらえが心地よくて
ゆったりくつろげる雰囲気、客席もゆったり配置され、感染対策も十分。
おっと、今お店のHPを再度チェックしていて気づきました。
店主のお名が中田潤さん、でした。な~るほど♪
大阪は堺生まれ、大阪、京都で日本料理を学び、
28歳で定山渓ぬくもりの宿ふる川へ、30歳から料理長として腕を振るい、
平成25年に円山にこのお店を開いたのだそうです。
店内の奥の壁一面にこれまでご主人が集めてきた器がぎっしり
整然と収められているのがうかがえました。
名づけてワインセラーならぬ、器セラーとか。
料理人の世界に入った頃から自分の店を持つことを夢見て
少しずつ買い集めてきた器だそうです。
うふふ、器好きにはたまりません。
さあ、お昼のコースの始まりです。
先付けは涼し気なガラスの器で供された「とうもろこしのゼリー」
まるでスイーツみたいに甘くてトウモロコシのババロアという感じ、
その上には柔らかな煮だことシャキシャキ感を残したほうれん草、
そしておだしのジュレが載っています。もうひと匙でノックアウト。
先発投手の見事な投球に、もう脱帽、本日のお食事大成功を確信。
涼し気な先付でうっとりしていると、
絶妙なタイミングでお椀が運ばれてきます。
な~んにもしないで、最高に美味しいお料理が出てくる。
幸せ過ぎて・・・泣けてくる(笑)
椀物は「キンキのしんじょ」
七夕をイメージした素麺の天の川、お野菜と昆布の星がいとおかし。
季節と物語をおいしく想起する技、日本料理は、素晴しい。
まずはおだしを一口。ヤバい、またまたノックアウト。
冷たい先付のおだしのジュレはしっかりめのお味でしたが、
椀物の温かい一番だしの奥深い旨み、香りといったら、もう極楽。
う~~~、何だか色々疲れがたまっていた細胞の一つ一つに染み渡る。
美味しい浸作用で細胞壁を透過してくのが、わかる。
そして・・・「きんきのしんじょ」って言ってたよね?
美しいあしらいに気を取られていましたが、
あの北海道が誇る超高級魚「きんき」をしんじょにしちゃったのね。
うわぁ、贅沢~。
そっと箸で崩しながら色白のしんじょを一口。
う・・・わぁぁぁぁぁ・・・キンキの旨みがお口の中で花開く。
魚のすり身に山芋と卵白を混ぜて蒸した「真薯)しんじょ」、
濃厚なキンキの旨みが炸裂するこのしんじょは、素晴しい。
大きな目とお口を持つ真っ赤なお魚「キンキ」は
脂の乗りが抜群でとても美味な超高級魚として知られています。
子どもの頃はよく獲れていたのでフツーに煮つけで食べていましたが、
漁獲量が減少、今ではめったにお目にかかれない高嶺の花となっておりましたが、
まさか、しんじょとなって、再会できるとは。
鯛や鱧などの西の魚のしんじょもおいしゅうございますが、
濃厚な旨みと脂が魅力のキンキのしんじょはまた別格。
まさに「北のしんじょ」でありますね。
我が家の定番には・・・コスパ的にも技術的にも、ちょっと無理(笑)
おいしいものを、ゆったりいただく。
暑さや疲れがす~っとひいていく。
幸せな金曜ごはんin潤花、でありました。
(写真は)
「潤花」のお昼のコース
椀物は「キンキのしんじょ」
七夕を表したお椀、
目にも、おいしい。

