ホット・アース

暑い

朝早くから

昼間も夜中まで

地球が悲鳴をあげているのか

ホット・アースを憂う

暑い・・・もうこの単語しか言語中枢に残っていない。

今朝もすでに9時過ぎで札幌の気温が29℃、予想最高気温は34度、

はぁ・・・これで何日猛暑が続いているのだろう。

暑さでぼんやりしながら朝刊をめくる。

「7月道内 最も暑く」

北海道新聞の社会面トップの見出しに、力なくうなづく(笑)

札幌管区気象台によると道内7月の平均気温は平年より2.8度も高く、

1946年の統計開始以降、最も暑い7月になったそうです。

え~っと、つまりは戦後最高に暑かった7月ってことね。

8月になっても昨日で道内は21日連続真夏日を記録、

札幌も31.3℃を観測し13日連続となりましたが、

確か1日だけ29℃台だった日を挟んだだけだった記憶があるから、

ざっくりもう3週間は北国らしからぬ暑さが続いているのでした。

今日も旭川は36℃、札幌、帯広、北見では34℃になるほか、

9日ごろにかけて内陸を中心に33℃以上になるとの予報です。

1キロ入りの氷が毎日1袋あっという間になくなる日々は

まだしばらく続きそうです。

この北海道の記録的な猛暑の原因は

夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が例年より北側に大きく張り出し、

北海道全域を覆った影響で晴れた日が増えたためとされています。

と、ここまではわかりますが、じゃあ、なんで太平洋高気圧が

そんなに北に張り出すの?地球に何か起こっているの?

そんなことを思いながら別の新聞の朝刊を読んでいると、

ちょ~っと気になる数字を見つけました。それは「1.5」。

国連の気候変動に関する政府間パネル(ICPP)が9日に発表する

地球温暖化に関する研究をまとめた第6時評価報告書に関する記事です。

前回の第5次評価報告書を受けて採択されたパリ協定では

世界の平均気温の上昇を産業革命前から

「2度よりかなり低く、できれば1.5度に抑える」との目標が盛り込まれ、

最新版では1.5度上昇までの残り時間が焦点になるのだとか。

IPCCは上昇幅が2度に達すると熱波や干ばつのリスクが増えるとし、

2030~52年の間に1.5度に達すると2018年の報告書で指摘しましたが、

温室効果ガスの排出は続いていて、今回の報告書では

さらに厳しい予測数値が出る可能性があるようです。

実際に世界各地で熱波や豪雨などの気候危機が起きていて、

温暖化が進んでいることを肌感覚で感じていますが、

世界気象機関(WMO)によると世界の平均気温はすでに1.2度上昇、

パリ協定での目標達成がかなり危うい状況と言えます。

世界の気候危機を左右する重要な数字が「1.5」。

なのに、7月の道内の平均気温が例年より「2.8」度も高い。

もちろん今年だけの短期的、スポット的な数字ではありますが、

平均気温の差は「2.8」って、とんでもない異例事態かもしれない。

気象の世界の1や2は、決して小さな数字ではないのだ。

最近の研究では温暖化の影響と異常気象が起りやすくなる確率を計算する

「イベントアトリビューション(EA)」という評価法が進み、

イギリスなどの研究チームによると、6月のカナダで史上最高となる

49.6度を記録した熱波のような異常気象が起る確率は150倍以上になっていて、

「人の影響がなければ事実上起りえなかった」と結論づけているそうです。

地球を熱中症にしかけているのは、

やっぱり、我々人間なんだな。

暑い暑いと嘆く前に地球に謝らなくては。

ホット・アースに保冷剤を。

(写真は)

今朝の夜明け。

美しいオレンジの曙よ。

地球を守らねば。

暑さに危機を覚える夏。