ためいき川柳

物価高

米高騰

とほほが

もれるよ

ためいき川柳

一面真っ白、雪、雪、雪・・・

テレビニュースが伝える今朝の帯広の様子に驚きました。

帯広と芽室は今朝7時までの12時間で降雪量が105cm!

観測史上1位の記録的な降雪量で昨日までの5cmから一変しました。

朝のラジオでは道東エリアのリスナーさんから

あまりの大雪でドアが開かず家から出られない、車が出せない、

腰までの雪をこいでいた新聞配達の人が転んで立ち上がれなくなった等々、

続々情報が寄せられ、市民生活に大きな影響がでているようで心配です。

札幌も平年より雪が少ない状態が続いていましたが、

今日から開幕の雪まつりに合わせたかのようにどっと降り一面銀世界。

観光客の皆様にきれいな新雪をお見せできて良かったな~と思う一方、

もう少しバランスよく、コンスタントに降ってくれればいいのにね~、

自然は人間の思い通りにはいかないものです。

さて、そんな色々と悩ましい浮世や世相を粋に詠む川柳、

「サラっと一句 わたしの川柳コンクール」の

優秀作品100句が発表されました。

旧サラリーマン川柳としておなじみだった第一生命保険の「サラ川」、

名称は変わりましたが、今回もほほ~、ふふっ、さすがの一句ぞろい。

「『いい寝』だね「いいね」と言えぬ物価高」

「面くらう 米の高値に 麺食らう」

「ワイキキの オーシャンビューで カップ麺」

「物価高 マスクで凌ぐ 美容代」

上手い!上手すぎる!

物価高、米高騰、円安、庶民のとほほを鮮やかにすぱっと切り取る視点。

買い物に行くたびに眉間にしわ、思わずため息ばかりの日々ですが、

ためいきを溜めずに五七五の川柳に昇華するセンスが素晴しい。

サラ川は、ためいき川柳でもありますな。

「妻描く 老後プランに オレ不在」

「あのときに 買っていれば 家と株」

「バイトしろ うかつに言えない 今の親」

「AIの 使い方聞く AIに」

高齢化社会、熟年離婚、貯蓄から投資へ、闇バイト、

現代社会が抱える問題の現状をピンポイントで表す技術、凄い。

この風刺、ユーモアのセンス、AIにも可能なんだろうか?

AIに聞いてみるか(笑)

事象を平易な言葉で端的に表現する。

わかりやすく聞き手に伝える。

ポイントを明確にする。

川柳にはプレゼンテーションのエッセンスが凝縮されている。

優秀作品100句を見ていると、

とにかくその着眼点、伝える力に脱帽する。

なにより、どの作品にも、体温を感じる。

そう、そう、そうなのよ~とぶんぶん頷きたくなるのよね。

今回の応募総数5万2255句から優秀作品100句が発表され、

ベスト10を決める投票が3月18日まで受け付け中で、

結果は5月下旬に発表されるそうです。

ためいきを粋に読む川柳は素敵な文化だ。

優秀作品から思わずほっこりした一句。

「孫が立つ ただそれだけで 金メダル」

幼子が両足をふんばって立った。

すべての子の未来に、金メダルだ。

(写真は)

気がつけば

いつのまにか

札幌も平年並みに雪が降る

お庭の木もクリスマスツリー