奇跡のあめ色

じっくり

じっくり

気長に炒めて炒めて

南国で出逢った

奇跡のあめ色

先週末、2泊3日で決行した沖縄弾丸実証実験ツアー。

感染状況も落ち着いてきたし、

長らく帰省してない現地の息子の様子も気になるし、

この週末ならピンポイントで夫婦のスケジュールが合うし、

さまざま複合条件を鑑みて、そろりそろりと実証実験の旅へ。

金曜日のお昼の飛行機で新千歳空港を飛び立ち、東京羽田で乗り継ぎ、

那覇空港到着はほぼ定刻の18時、機外のボーディングブリッジに出た瞬間、

甘い花のような香りとしっとりした南国の空気に包まれて、

「みーどぅさぬ~沖縄(久しぶり沖縄)

実に約4年ぶりの愛する沖縄との再会に胸が震えたのでありました。

手荷物を受け取り、予約したレンタカー会社の送迎バスに乗り込みますが、

さくさく進んだのはここまで、あ~らら、渋滞・・・全く進まない。

那覇空港から幹線に出るまでの自衛隊基地横の2車線が数珠つなぎ、

他に抜け道のない夕方6時、まあ、これも那覇名物ってことね。

バスの運転手さんも心得たもので、

自衛隊基地を過ぎたあたりから山側の住宅街へ入り、

くねくね細い生活道路をクモの巣のように走り抜けて事務所へ到着。

空港からいつもの4倍以上の時間はかかりましたが、

レンタカーをさくっと借りて、夫の運転でいざ定宿ホテルへ。

空港から遠ざかるにつれて渋滞も解消されスムースに進み、

懐かしい、いつもの、定宿ホテルに到着。

一時はインバウンドの外国人客でごった返していた時期もありましたが、

夜の7時過ぎ、フロントは落ち着いた雰囲気、穏やかなアロマの香り、

抑えた照明、プロフェッショナルでフレンドリーな対応、

ああ、やっぱり好きだわ、このホテル。

幸い、さらに広めの角部屋にアップグレードでき、

まずは荷物を置いて、今夜の夕食のお店へ向かいます。

息子が予約してくれた宜野湾の人気ビストロ「加藤食堂」へ。

那覇の中心部から車で30分もかからずに到着。

沖縄本島の中部宜野湾市の閑静な住宅街の中に

ほっと心が温まるような雰囲気の気取りのないビストロがありました。

スモーキーブルーの外壁、窓ガラスの向こうには幸せそうな笑顔が見えます。

ここが「食堂」という名の大人気のワインビストロ「加藤食堂」♪

わ~い♪大好き~、こういう感じのお店!

肩ひじ張らず、気さくに、とびっきり美味しいごはんとワインが楽しめそう。

店内は木を使った温もりのある調度、カウンター席と6つほどのテーブル席、

広すぎず、狭すぎず、こじんまりとちょうど良いサイズ。

換気に消毒、検温、マスクケースも用意されていて感染対策も万全。

黒板にフランス語で書かれたメニュー、

ワイングラスやカトラリーが奏でる軽やか音がほどよく賑やかな店内、

あれ?アタシ、パリの左岸に来たんでしたっけ???

一瞬勘違いしそうなほど、いい意味で逆に沖縄っぽくない(笑)

宜野湾は美食店が集積されたグルメゾーン、ある意味、やはり沖縄なのだ。

さあ、沖縄滞在時間は40時間ほどしかない。

1分1秒を惜しんで食べるぞぉ~!

まずは、お約束のオリオン生をグラスでくいっ!ぷはぁ~!

ああ・・・本当に・・・沖縄に来たのね・・・泣ける(笑)

2杯目はグラスのシャンパンに替えて、お料理を楽しみます。

「しらすのブルスケッタ」「自家製シャリキュトリ」「肩肉ステーキ&フリット」

「赤パプリカとタラのバスク風詰め物」などなど・・・どれもこれも

もう、天国、楽園、昇天しそうなほど(笑)超美味しい~~~!!!

なかなか予約の取れない超人気店なのも納得。

なかでも、卒倒しそうに美味しかったのが

「あめ色たまねぎのタルト」・・・これは、もはや衝撃。

ん?チョコレートタルト?と見紛うばかりの濃いあめ色のタルト、

温かなひとかけらを口に運ぶと・・・うっわぁぁぁ・・・!!!

凝縮された濃厚な甘さの奧にほのかな心地よい苦み、

これ・・・ホントにたまねぎ???キャラメル・・・じゃないよね?

とろりと上質な大人のキャラメルみたいなフィリングに打ちのめされる。

「これは・・・おウチで絶対作れないやつ・・・!」

夢見心地で呟いた言葉を聞いた給仕中のスタッフがにっこり、

「ありがとうございます、たまねぎを6時間炒めるんです」

ひょえ~~~!笑顔で何げに凄いことをおっしゃる。

そりゃ、たまねぎを長時間炒めただろうことは想像できたが、

まさかの・・・6時間!!!・・・ほぼ修行(笑)

この加藤食堂の「あめ色たまねぎのタルト」。

お店のフェイスブックによれば「毎日あっという間になくなる」らしい。

札幌から飛行機に乗って空港から渋滞に巻き込まれながら

夜の8時半過ぎにたどり着いて、幸運にも口にできたのだ。

沖縄の神様、ありがとう。

加藤食堂は大人のワインビストロですが、

月に一度「キッズデー」があって、

小さなお子さま連れのパパやママも楽しい食事を楽しめるようです。

なんだか、いいな、ハートが大きくて温かい。やっぱり沖縄だ。

奇跡のあめ色タルトを食べに

また帰ってきたいな。

初めてなのに「ただいま」と言いたくなる。

宜野湾「加藤食堂」一目惚れの夜でした。

(写真は)

「加藤食堂」

売り切れ必死の逸品

「あめ色たまねぎのタルト」

奇跡のあめ色、衝撃の美味!