変わるマチグヮー

ああ

本当に

あの風景は

もう思い出の中

変わるマチグヮー

冬将軍、ご到着。

今朝、カーテンを開けると窓の外は真っ白な雪景色。

例年より遅い初雪で少し油断(笑)していましたが、

そうだよね、12月だものね、これがいつも風景なのですね。

さあ、手袋、ストール、冬靴の出番であります。

先月週末、2泊3日滞在40時間の沖縄弾丸実証実験ツアーを決行。

感染対策を十二分に講じて、4年ぶりの沖縄を訪ねたのですが、

オミクロン株も雪の心配もなかったタイミングだったので

なんとか行けたわけで、旅の神様に改めて感謝です。

金曜18時那覇空港到着、宜野湾の超人気ビストロで夕食を満喫、

翌日は「見せる復興」が進む首里城、読谷村「やちむんの里」を巡り、

北谷の絶品「浜屋そば」を堪能、「道の駅かでな」で基地の町の現実を知り、

世界遺産「座喜味城跡」や「ユンタンザミュージアム」で歴史文化に触れ、

最後の晩餐は思い出の「BACAR OKNAWA」で最高の時間を過ごせました。

あっという間に日曜日、帰る日がやってきました。

帰りの飛行機が飛び立つお昼まで、沖縄を味わい尽くすぞぉ。

いつものように早起きをして定宿ホテルで朝食をゆっくりとり、

旭橋界隈をお散歩、パッキングをさっと済ませて、朝のお買い物へ。

沖縄旅の楽しみのひとつ、マチグヮー=市場巡りです。

帰るその日に沖縄の生鮮品やお菓子を仕入れるのがお約束、

滞在時間が40時間でも、その気になればできる、というわけで、

レンタカーのナビに「牧志公設市場駐車場」と入力、

幾つかヒットした中から適当に選んで、いざ、市場へGO!

那覇の第一牧志公設市場は戦後の自然発生的な闇市が始まりで

昭和25年(1950)那覇市が木造4棟の長屋の公設市場を建てましたが、

昭和44年(1969)に焼失、3年後の昭和47年(1972)に現在の敷地に

総面積1419㎡の市場を再建。那覇の大市場(ウフマチ)として

マチグヮー=昔ながらの商店街・市場のシンボル、市民の台所として、

地域に愛され、また屈指の観光スポットとして親しまれてきました。

その建物も半世紀経って老朽化が進んだために建て替えが決まり、

2019年6月からこれまでの場所での営業を終了、

同じ年の7月1日から仮設店舗での営業が再開されている、ことは

知っていたのですが、場所は・・・?

まあ、ナビを信じよう。

沖縄へ行く度に通い続けたおなじみの場所ですから、

ま、近くまで行けば、なんとかなるでしょう。

と、タカをくくっていたら、まさかの迷子(笑)

ナビが案内してくれたコイン駐車場に車を止めたものの、

現在地点がどこなのか・・・わからない。

かつての公設市場にごく近い路地であることは確かなのですが、

方向音痴に加え、4年のブランクもあって、一瞬途方に暮れる。

小雨ぱらつく朝のマチグヮー界隈はまだシャッターが閉まっていて、

歩く人もほとんどいない・・・あ、向こうから地元の人らしき女性が。

那覇の台所だもの、きっと即答してくれるはず。

「あの、すみません、牧志公設市場って、どこですか?」

朝のお仕事へ行く途中らしい年配の女性に尋ねると、予想に反して

「う~ん・・・市場ねぇ~・・・今、移っちゃったからねぇ、

近くなんだけど・・・ちょっとわかんないねぇ~」と

すまなそうな答えが返ってきました。

ああ、4年のブランクは大きい。市場を巡る事情も変わっているんだな。

しかし、肩を落としているヒマはない。

すぐ近くのコンビニに飛び込み、移った市場のすぐそばのまで出てきて、

丁寧に仮設店舗の場所を教えてくれました。謝謝。

教えられた方向に歩いていくと・・・

ああ、なるほど、こっちでしたか、記憶にある街角風景が見えてきて、

次第に地理感覚がつかめてきましたよ。

市場のすぐそばの路地裏には何やら行列?人だかり?

ああ、あそこだ、「C&C BREAKFAST」だ。

パンケーキやエッグヴェネディクトなど絶品朝食食べたっけね。

ん?その向かいの新しいお店の前にも行列ができている。

あ~、「ポーたま」、ポーク玉子おにぎりの人気店ですな。

若い年代の観光客が人気の沖縄朝ごはんを食べに来ているのね。

新しいマチグヮーの風景ね、なんて思いながら前を見ると、

あった、年季の入った市場アーケードがありました。

その向こうに・・・工事中のシートに覆われた一角が出現。

2019年11月から始まった解体工事の現場であります。

お互い肩を寄せ合うような店先に果物や乾物や菓子などがぎっしり並び、

三線の音色がどこからか響き、賑やかな相対売りの声が飛び交っていた、

観光客の誰もが、必ず、その前で写真をとった、懐かしいあの風景が、

・・・消えていた。

ニュースで知ってはいたけれど、

実際に目の当たりにすると、時の流れとはわかっていても、淋しい。

ここにあった三線のお店、お向かいの荒物店、皆さんお元気だろうか。

市場前で朝早くから街角売りしていた蒲鉾屋のおばちゃんの姿も、ない。

お店の作業場はあるから、今日はお休みなのか、そうであってほしい。

悄然と解体工事から再建工事へ進む現場を眺めていると

気が付けば、あちらこちらに「仮説市場はこちら→」

などど書かれた案内表示があるではありませんか。

しかも日本語、英語、中国語と多言語対応、

どっこい、マチグヮーは、元気だった。

案内の矢印表示を頼りに少し歩くと、あった!

な~んだ、あそこだ、小さな緑の公園だった「にぎわい広場」に

第一牧志公設市場の仮設店舗がつつがなく建っていました。

新しい建物が完成する2022年3月末までここで移転営業中。

さあ、朝のマチグヮー、探検だ♪

(写真は)

第一牧志公設市場の仮設店舗

2022年3月31日まで頑張り、

4月1日に新しい市場へ再移転、

変わるマチグヮ―の進行形。