ポーポー待ち

朝のマチグヮー

開店直後の

老舗お菓子屋さん前で

ただただじ~っと

ポーポー待ち♪

先月の週末2泊3日滞在40時間の沖縄弾丸実証実験ツアーを決行

感染対策を十二分に講じて、4年ぶりの沖縄を訪ねました。

「見せる復興」が進む首里城、読谷村「やちむんの里」、

世界遺産「座喜味城跡」などを駆け足で巡り、思い出のお店で

最後の晩餐も楽しみ、凝縮された沖縄時間を満喫できました。

あっという間にやってきた最終日の朝も時間許す限り、

大好きな市場=マチグヮーでのお買い物散歩へ。

戦後の闇市から始まった牧志公設市場は既に解体・再建工事が進み、

2022年4月完成まで移転営業中の仮設店舗にも行けました。

市場界隈のお店はまだ開店前のところが多くて

お目当ての沖縄の蒲鉾や鰹節、沖縄野菜などは買えなかったのですが、

生まれ変わった農連市場「のうれんプラザ」の小さな乾物店で、

クーブイリチー用の細切り昆布はゲットできました。

お~っと、時刻は朝の9時をまわりました。

残された限りある時間、あの大好きなお菓子屋さんで仕入れねば(笑)

市場アーケードでもひときわ目を引くオレンジ色の大きな看板が目印

創業60年を超える「松原屋製菓」です。

琉球王朝時代の伝統菓子から庶民的なお菓子まで

沖縄の暮らしに欠かせないおやつの殿堂のようなお店には

朝早くから地元の人や観光客が多く訪れ、あれこれた楽しく品定め、

お昼過ぎには売り切れてしまうお菓子も少なくない人気店。

いつも店先には揚げたてのサーターアンダギーが並び、

地元のおばぁや修学旅行生が仲良く並んでお買い物、

店先で頬張る姿などをよく見かけましたが、まだシャッターを開けたばかり。

朝一番で品出ししていたお店の女性に尋ねると、開店は「9時半」とのこと。

「まだ一人なので、大変で」と忙しく商品を並べるそばから、

次々とお客さんがやってきて、並べるはなからお菓子が売れていく。

かくいう私もその一人、あれもこれも欲しい沖縄おやつがいっぱいある。

恐縮しながら「あの、ポーポーは、まだ、ですよね?」と尋ねると

「ああ・・・今、作ってるところで、お昼前には・・・」とのこと。

う~ん、そうか、ただ今、絶賛製作中か。

よし、ギリギリまでお向かいの角で待つことにしましょう。

そのうち、店先に並ぶお菓子の種類も増えていくはず。

ただただじ~っと、ポーポー待ち、怪しい(笑)

「ポーポー」は黒糖入りの生地を焼いてくるりと巻いたお菓子で

沖縄版黒糖クレープていう感じの庶民のおやつ。

ほかに味噌味の蒸したお餅「ナントゥンスー」などもあるのですが、

朝早くは、これも絶賛製作中らしい。

お、開店時刻の9時半をまわりました。

店先のお菓子もだいぶ増えてきたので、いざお買い物開始。

まずは「くんぺん」、清明など祭事に欠かせない琉球王朝時代の伝統菓子や

「コー菓子」と呼ばれる落雁のようなお供え菓子に、

昔懐かしいバタークリームのケーキ、バナナケーキ、マフィンもね。

そして、少し一段落したらしいお店の女性に再度チャレンジ。

「ポーポーは・・・まだ、難しい、ですよね?」

「えっと、ああ、今冷しているところで、今日中に食べます?」

「食べます、食べます!」「では、まだ温かいけど、持ってきます」

お店の奧の作業場から焼いて冷ましている途中の「ポーポー」を

特別に持ってきてくれました。本当は完全冷ましてからお店に出すのですが、

さっきから、向かいの角で、じ~っと怪しく待っていたからねぇ、

今日中にすぐ食べることを条件にインサイダー取引してくれたのだ(笑)。

よし、これで沖縄弾丸旅、最終日のミッション完了。

後ろ髪を思い切り引っ張られながら、

ホテルへ戻って、チェックアウト。

レンタカーでは那覇空港へ向かうのでありました。

(写真は)

色鮮やかなご祝儀菓子や

昔懐かしいバタークリームケーキ

くんぺん、ポーポー、

沖縄のおやつの殿堂「松原屋製菓」