2cmの魔物
オリンピックには
やっぱり
いるのだろうか
小さな小さな
わずか2cmの魔物
連日の大雪疲れを癒してくれるのが北京オリンピックのニュース。
フィギュア団体の銅メダル、スピードスケート高木美帆選手の銀メダルなどなど
日本選手の活躍に大雪でぐったりしていた心身もリカバリーされます。
やっぱりオリンピックは見ささる。
北海道弁で「つい見ちゃう」って意味ね(笑)
しかし、同時に、おもがけないドラマも起こるわけで。
驚きました、ショックでした、可哀そうでなりませんでした。
「消えた大ジャンプ」
ジャンプ混合団体で高梨沙良選手が1回目103mの大ジャンプ、
しかし、その直後、スーツの規定違反で失格、記録が取り消されました。
誰が、こんな悲劇を予想したでしょうか。
金メダル確実とプレッシャーにさらされた4年前の平昌から、
自らのジャンプを一から磨き直して臨んだ今回の北京でしたが、
個人種目では惜しくもメダルを逃し、気持ちを立て直して臨んだ団体、
会心の大ジャンプを飛んだ!やった!・・・と思ったのに。
オリンピックの神様は沙羅ちゃんに嫉妬しているのだろうか。
なんで、どうして。あんなに、こんなに、頑張ってきたのに。
ルールも規定も恨めないから、神様を恨みたくなってしまう。
それほどまでに泣き崩れる高梨選手の姿は痛ましくて、
テレビ画面越しに観ているこちらの胸もかきむしられそうだった。
スーツの両太ももの部分が規定より2cm大きいと判断されたとか。
2日前のノーマルヒルで着たスーツと同じだったのに・・・なぜ?
本番前のトレーニングで筋肉が予想よりも張らなかった?
現地の気温、気圧その他の要因から2日間で痩せてしまった?
運営側の計測方法に問題はなかったのか?
様々な原因が推測されていますが、高梨選手だけでなく、
ドイツ・ノルウェー・オーストリアの選手も規定違反で失格になりました。
ルールとは言え、選手を奈落の底に落とすような運用には疑問も。
単純に「運が悪かった」では済ませていけないような気がします。
今後、論議を呼ぶことになりそうですね。
それにしても、2cm。
たった2cm・・・されど2cmが明暗を分けたわけで。
オリンピックには魔物がいると言われますが、
まさか・・・たった2cmの魔物が厳冬の北京に潜んでいたとは。
しかし、高梨選手は、一人ではなかった。
チームのみんなからハグされ、励まされ、2回目、堂々と立派に飛んだ。
その胸の内はいかばかりだったか、想像することもはばかれるほどだ。
高梨沙良選手は、本当に素晴らしいアスリートだった。
「オリンピックに魔物はいるか」と問われ、
「僕が魔物」と答えた同い年の金メダリスト小林陵侑選手は
昨日の競技後のインタビューの最後に、
「沙羅は2本目集中していいパフォーマンスを出した。
本当に凄いなと思った」と語っていました。
幼馴染の「魔物」が心底称える高梨沙羅選手。
2cmの魔物などに負けない強さがあった。
それを信じる仲間がいた。
スポーツは、やっぱり素敵だ。
(写真は)
北京・・・つながり?
なんだか点心が恋しい冬
デパ地下の焼売うまし

