記憶に残るパン

失敗は

おいしいの母

あきらめずに

前へ進もうと

記憶に残るパン

なかなか旅に行けない日々でもおいしい旅はできる。

ご近所スーパーで開催中の愛媛四国フェア経由(笑)の甘い旅、

道後温泉の「坊ちゃん団子」に続く第2弾は、

高知名物「羊羹パン」♪

ま~るいパンの上にツヤツヤのチョコ・・・?と思いきや、

よ~く見れば、なんとツヤツヤの羊羹がコーティングされている!

ぱかっと割れば、中には羊羹・・・ではなくて、こしあんが!

予想を二度覆す意外性に満ちたパンなのです。

「羊羹パン」は高知県宿毛市にある「菱田ベーカリー」の看板商品。

昭和26年創業の老舗パンメーカーのモットーは「記憶に残るパン」。

どこか懐かしくて、いつ食べてもおいしかった思い出がよみがえってくる、

そんなパン作りが地元で愛されているそうです。

では、早速、昭和レトロ感たっぷりの「羊羹パン」を実食。

ツヤツヤの羊羹コーティングとこしあん入りにパンを一度にパクリ♪

うん、おいしい~、懐かしい~、なんか、ほっとする・・・。

優しい甘さのこしあんとしっとりしたパンに

あっさり控えめな薄い羊羹がお口の中で穏やかに溶け合う。

羊羹+あんパン、と聞くと相当ヘビーな甘さかと思いますが、

そんな先入観は、いともあっさり、優しくひっくり返されます。

羊羹・パン・こしあんがみんな仲良く寄り添っていて、

なんだか、食べていると、平和で優しい気持ちになれる。

昭和40年代からのロングセラーとなっている「羊羹パン」は

実は、ある失敗から生まれたものだそうですよ。

なんでも、焼き過ぎてしまったパンの表面を覆うために

茶色い羊羹を薄く塗ったのがはじまりだとか。

まさに、失敗は、おいしいの母、でありますね~。

さかさま林檎タルトの「タルト・タタン」はパイ生地を忘れたことから、

「クイニーアマン」も失敗したパン生地をカバーしようと

バターと砂糖を後から加えたことから生まれたもの。

そうだ、人間はミスをする生き物なんだ。

大切なのは、ミスをした後、思い通りにいかなかった後なんだ。

凹んでも、ショックを受けても、涙しても、立ち上がる姿に

ミスをする私たち人間は、心を揺さぶられるんだ。

さまざまなドラマが生まれている北京オリンピック。

小さな氷の穴、2cmのゆるみ、氷に突き刺さったブレード・・・

まさかの悲劇に見舞われながら、前へ進もうとするアスリートの姿に

人間の底力を思う。

記録よりも、メダルよりも、

記憶に残る瞬間がある。

スポーツは素晴らしい。

(写真は)

記憶に残るパン

高知の「菱田ベーカリー」の

「羊羹パン」

昭和レトロなおいしさ