ウクライナの春
大雪も
寒さも
もうすぐ終わるのに
はたしていつ来る
ウクライナの春
「ロシア、ウクライナ侵攻」
今朝の北海道新聞も全国紙も一面トップは同じ大見出しでした。
「侵攻」活字の大きさがショックで、胸がつぶれそうです。
21世紀なのに、冷戦は終わったはずなのに、なぜ。
ロシア軍はウクライナへの全面的な侵攻を開始。
首都キエフなど各地の軍事施設がミサイル攻撃や空爆を受け、
地上部隊も国境を越え、主要都市に迫っています。
プーチン大統領は「ウクライナ領土の占領はない」としていますが、
言葉と事実の乖離は理解に苦しみます。
テレビニュースも朝から緊迫のウクライナ情勢を伝えています。
ヒューーーン!と背筋が凍るような音をたてて何かの飛行物体が
空を飛んだ次の瞬間、腹の底に響く轟音とともに真っ赤な炎と黒煙が。
ミサイルが標的物に着弾た瞬間をカメラが捉えていました。
ロシアは「特殊軍事作戦」と言いますが、
こうした映像が物語るのは、「戦争」が始まった、ということ。
「今のは何?どこから来たの?」夜空を赤く染める炎と爆撃音の映像に
撮影しているウクライナ市民のおびえた声がかぶさっていました。
「侵攻」の向こうには、人の命が、暮らしが、あるんだ。
隣国ポーランドへ逃れようと国境への道路は車で埋め尽くされています。
この車一台一台に、家族が、暮らしが、命が、載っているのだ。
「私の息子は仕事でいない。私はひとり、どこに逃げればいいの?
助けて下さい、神様!」年老いた女性が泣き叫んでいる映像も。
その姿が高齢の母と重なり、本当に胸が苦しくなりました。
主権と領土の一体性を侵害する明らかな国際法違反。
しかし、ロシアはロシアの論理で突っ走り、
バイデン大統領は「この攻撃がもたらす死と破壊は
ロシアにだけ責任がある」と強く非難しています。
それでも、国際社会は、あきらめてはいけない。
外交による紛争の解決の努力を続けるべきだと思います。
強い論理と論理の衝突で最も被害を受けるのはそこに暮らす市民なのだから。
寒い冬がもうすぐ終わるというのに、ウクライナに春は来るのか。
ただ、ただ、ウクライナの春を、願います。
(写真は)
爆弾低気圧がようやく去って
札幌は久しぶりの青空。
春が近いのに。
胸が苦しい朝。

