エスニック記念日

春近し

遠くで

桜が咲いたから

弥生の週末は

エスニック記念日

昨日3月27日午前、全国のトップを切って福岡で桜満開、

午後には東京、高知でも桜が満開になりました。

また宇都宮、前橋、鳥取、銚子で桜が開花、

今週は九州から関東で桜満開となるようです。

2022桜前線ご一行様、順調に日本列島北上中のようですね。

桜色の春爛漫のニュース映像を見ているだけでうららか気分。

我が家前の桜並木も背丈の半分以上も積もっていた大雪も

連日のプラス気温で雪解けが進み、日当たりのよい場所などは

根元がようやく見えてきた木もあります。

「春近し 遠くで桜が咲いたから 弥生の週末は エスニック記念日」

朝の連ドラで俵万智さんの「サラダ記念日」をもじった台詞がありましたが、

ちょっとそんな気分で、こんな春の一句を詠んでみました。

ほんのり暖かい春気分になると、エスニック料理が食べたくなるもんで(笑)

それと、先々週末のおかえりなさい晩餐会で仕入れたハーブを

無駄なくおいしく使い切りたかったのも大きな動機であります。

たっぷりのミント・・・どうしようかな~?

あしらいではなく、一気に使い切るとなると・・・

そうだ!幸せのサラダだ!

タイ東北部イサーン地方やラオスの料理「ラープ」。

お肉や魚などをハーブ、唐辛子、ナンプラー、ライム、煎り米で和えた

爽やかでスパイシーなエスニックサラダです。

ラオス語の「ラープ」は小乗仏教の「ラーバ」から由来し、

「福」「幸」「富」「財産」などの意味を持つことから

この「ラープ」は幸せの料理とされ、祭事や祝い事などハレの席で

供されることが多い、まさに幸せのサラダなのです。

以前、北海道のイカで作ったことがありますが、

今回は本場タイなどでおなじみも豚肉の「ラープ・ムー」を作ってみましょう。

ちなみに鶏肉は「ラープ・ガイ」牛肉は「ラープ・ヌア」となりますが、

合鴨や七面鳥、海老、ナマズ、水牛、川魚など様々なラープがあるようです。

では、春だから「ラープ・ムー」、さっそくクッキング♪

作り方は簡単。まず最初にラープの味の決め手、煎り米を作ります。

小さなフライパンにお米を大匙2杯ほど入れて、カラカラ、カラカラ、

濃い金色になり香ばしくなるまで煎ったら、

厚く重ねたペーパータオルに包んで肉叩きガンガン砕きます。

本場の石臼がないからね、あるものと腕力で工夫。

次にフライパンに水50ccと豚ひき肉を入れて炒め煮、

油は使わずパラパラにふっくら火を入れる独特の調理法ですね。

豚肉に火が通ったら火を止め、紫玉ねぎの薄切り、青い細葱のぶつ切りを加え、

ナンプラー、レモン汁、砂糖を投入、赤唐辛子も砕きながら加えて混ぜます。

お肉の余熱で野菜や調味料を馴染ませていくイメージですね。

最後にたっぷりのミント、香ばしい煎り米を加えて混ぜたら完成。

青いペルシャ釉の大皿に大きめのキャベツの葉とともに盛り付け、

さあ、春だから「ラープ・ムー」、いただきましょう♪

みずみずしいキャベツの葉の上にラープを載せて

焼肉をサンチュで巻いて食べる要領で手掴みでパクリ!

シャクシャク心地よいキャベツの歯応えとともに

甘く酸っぱく辛く香り高くスパイシーな味わいが十分咲きの満開♪

タイやラオスなどエスニック料理の名前の多くは

食材や調理法に由来するものが圧倒的に多いなかで、

「ラープ=幸せ」と人の心の状態を表す言葉が当てられた料理は

かなり稀有でユニークな存在なのだそうですが、

名は心を表す、本当に美味しくて幸せになるサラダ。

ようやく根元の雪も解けてきた桜並木を

ベランダからじ~っと見下ろしていると、

・・・小さな桜の芽が見えた・・・ような気がした。

気のせいかもしれないけれど、春遠からず。

弥生の週末はエスニック記念日。

次は鶏肉「ラープ・ガイ」で

春を呼ぼうかな~。

(写真は)

桜待つ「ラープ・ムー」

爽やかで香りが良くてスパイシーで

冷えたスプマンテにもよく合うよ♪