うりずんそば

金色のスープ

つるつる

しこしこの麺

とろとろソーキ

愛しのうりずんそば

おっと、気がつけば、ほぼ4か月も経ってしまった。

このあいだの日曜日、お昼はどうしようかな~と

キッチンのストック棚を何気に眺めていると、

沖縄そばセットの袋が目に飛び込んできました。

いいね~、桜待つ春のお昼に沖縄そば。

それにしても、あれ?これ、いつ買ったんだっけ?

あ、そうだ、去年の年末の買い出しの時に、

ご近所スーパーで開催されていた沖縄フェアで

我が家の大晦日の年越しそばとしてゲットしたのでした。

結局、超朝型の我が家は大晦日と言えども夜更かしできず(笑)

夜中の年越しそばは今回も見送り、キッチンのストック棚へ。

あれから大雪が降って、あれこれあって、あらら、もうすぐ4月。

賞味期限はまだまだ余裕がありますが、

春だから、沖縄そばを食べよう♪

さっそく、お湯を沸かし、調理開始。

密封された生麺を3分ほど茹で、その間にスープの準備。

濃縮スープを熱湯に入れ、油抜きした揚げかまぼこをさっとくぐらせ、

茹で上げた麺に熱いスープを注ぎ、真空パックされた軟骨ソーキと

青い細葱をトッピングしたら完成!

う~ん、金色のスープは滋味深く、軟骨ソーキはぷるぷる、

細めの丸い麺はつるつる、しこしこ、もちもち♪

「やっぱ、美味しい!」と悶絶する妻に向かいの夫、

「うん!でも、あれ?この麺、細いよね?」とリアクション。

「あ~、確かに、これ、多分、八重山そばだと思うよ。

袋にも八重山そばって書いてあったような気がする」と

食べるのに夢中な妻は裏取りなしの未確認情報でお茶を濁す。

いやいや、それではいかん、食べ終わってから検証(笑)

鰹節と豚骨のスープで小麦粉の麺で知られる「沖縄そば」ですが、

厳密に言えば、本島全般で食べられる「沖縄そば」、

八重山諸島で食べられる「八重山そば」、

宮古島で食べられる「宮古そば」に分かれます。

本島全般で食べられる「沖縄そば」は少しねじれた麺で、

「八重山そば」の麺は細めで断面が丸く縮れがなく、

「宮古そば」は縮れがない平たい麺が特徴なのですね。

豚骨と鰹節のスープは共通していますが、

香辛料や盛り付け方なども微妙に違いがあります。

本島の「沖縄そば」は泡盛にしまとうがらしを浸けた、

「コーレーグース」がおなじみですが、

「八重山そば」や「石垣そば」にはピパーツと呼ばれる

エキゾチックな香りがする香辛料「島こしょう」が定番。

ピパーチ、ビヤージなどとも呼ばれますね。

盛り付けがユニークなのが「宮古そば」。

豚肉やかまぼこの具を麺の下に隠してしまうのです。

これはかつて人々を苦しめていた高い年貢(人頭税)と関係していて、

「具を載せられないほど困窮いている」という意味があるとか。

今では宮古島の食堂でも

具を隠されたそばを見かけることはすくないようですが、

一杯のそばは沖縄の歴史を語る重要な証人でもあるのですね。

金色のスープの最後の一滴まで大切に味わいたいものです。

さて、4か月遅れの年越しそばは、細めの丸い麺。

やはり、「八重山そば」に分類されるようですね。

ちょうど今、春分から梅雨入りまでの沖縄は

最も過ごしやすい「うりずん」の季節。

月桃揺れて 花咲いて

緑萌えるうりずんを想いながらすする。

心を癒すうりずんそば。

(写真は)

春だから

八重山そば

具も隠さずたっぷり

愛しのうりずんそば