オセロ選挙
ある程度は、予想しておりましたが、
まさか、これほどの結果とは。
第51回衆議院選挙は昨日8日投開票され、
自民党が結党以来の最多の議席を獲得、中道は惨敗しました。

いつもより遅れて配達された今日9日の朝刊1面。
「高市自民3分の2」「自民圧勝3分の2」の特大見出しが躍っています。
自民党が圧勝で単独で3分の2以上の議席を獲得、
中道改革連合は公示前の半数を下回る激減となりました。
昨日の札幌はお天気の用午前中に投票を済まそうという人が多かったようで、
投票所では受け付け前に行列ができるほど。厳冬期の短期決戦選挙でしたが、
皆さん大切な一票を投じていました。ドカ雪に見舞われた札幌、
私は今回、投票所の小学校前で初めて選挙ポスターの掲示板をしっかり見られました。
雪が降っても、寒くても、足元が悪くても、投票所に足を運ぶ北国、雪国の有権。
片手で杖をついたり、両手に杖代わりのストックをついていたり、車いすの方もおられました。
雪道は難儀されただろうと想像します。
どうか、帰り道もお気をつけてと心の中でお見送りしました。
そして昨夜20時、投票が締め切られたと同時に、
テレビ各局は一斉に議席予想数を画面に大きく表示しました。
え?自民310超え?中道50前後?え、えええ~!自民単独で3分の2超えちゃう?
画面の日本列島、全国の選挙区はほぼほぼ自民の赤マークに占められていて、
中道を示す青マークはほぼほぼ見当たらない?と思うほどに激減。
前回の衆院選とはまるで逆の結果。
「政治とカネ」への批判票が青い立憲民主党に集まり、赤い自民党は大敗でしたから、
今回のメガトン級の高市旋風によって、まるでオセロのように
ぱたぱた、ぱたぱた、ぱたぱたと、青から赤へと一斉に裏返ったわけです。
視覚的には、まるで「オセロ選挙」。
全国的になだれをうって自民へと裏返っていく勢いは、ドミノ倒しのようでもあり、
「ドミノ選挙」とも言えそうです。
高市さんなら閉塞した状況を変えてくれるかもしれない、期待したい、
多くの有権者の「期待値」が圧倒的な議席数を生んだわけです。
話は飛びますが、オセロって日本生まれのゲームだったのですね。
日本オセロ連盟のHPによりますと、オセロの原型が生まれたのは終戦直後の1945年。
茨城県水戸市で、当時中学生だった長谷川五郎さんが青空教室の休み時間に友人と遊ぶため、
碁石を使って10分間で決着がつく遊びを思いつきます。
「相手の石をはさんで、自分の色にする」
オセロの原型となる遊びは簡単に楽しめて同級生の間で評判になりました。
その後会社員になった長谷川さん、牛乳瓶の蓋で石を作った試作品を玩具メーカーに持ち込み、
1973年に「オセロ」という登録商標で販売されたのが、オセロのデビューだったそうです。
へ~、知らなかった、ず~っと外国生まれのゲームだと思っていました。
ちなみに「オセロ」の名前の由来はシェークスピアの戯曲「オセロ」から。
黒人の将軍とオセロと白人の妻デスデモーナを中心に敵味方が目まぐるしく願える物語から
考案者の長谷川五郎さんの父である英文学者の長谷川四郎さんが命名したらしい。
短い休み時間に決着がつくゲームとして考案されたオセロ。
真冬の超短期決戦で与野党が激しく入れ替わった今回の選挙。
短い選挙戦の結果、驚愕の決着がついたわけで、
やはりオセロ選挙、かもしれません。
選挙の結果は出ましたが、
巨大な数の力だけで国の行方は決められません。
少数派を含む色々な声に耳を傾けて丁寧で幅広い国会論議がされますように
雪を踏みしめて投票所に向かった有権者はそう望んでいると思います。

衆院選の翌朝。
札幌はまた雪が降った。
ドカ雪対策も、お願いね。

