つるりん収め
夏の終わり
暑さ収まる
処暑のおやつ
ひんやり甘い
つるりん収め
昨日は二十四節気の「処暑」でした。
「処」はもともと「来て止まる」という意味の漢字だそうで、
文字通り、暑さも収まる頃、夏の終わりを実感する言葉です。
今朝の空気、かすかに秋の気配を感じるような、気がしないでも、ない。
そんな「処暑」だった昨日のおやつ頂き物の水羊羹。
京都の老舗「笹屋伊織」の「涼菓 伊織の水羊羹」であります。
1716年創業、徳川吉宗が八代将軍に就任した年に伊勢の城下町の和菓子職人、
初代笹屋伊兵衛がその腕を認められ、御所の御用を仰せつかり、
今日へと呼び寄せられたことが笹屋伊織に始まりだそうです。
江戸時代、御所からのヘッドハンティングで始まって以来、
京都御所や京の神社仏閣、茶道お家元の御用を務め、
五感の芸術とも呼ばれる京菓子の伝統と技術を守り続ける老舗。
弘法大師ゆかりの東寺にだけ収めていたという、
巻物のような形をした「どら焼き」はアイコン的銘菓ですね。
笹屋伊織のどら焼きは羊羹の次に古い棹菓子だそうですから、
そんな誇り高き老舗が作る水羊羹も、期待度マックス。
さっそく、いただいてみましょう。
四角て細長いパッケージ開け方を裏面をまず確認。
「ふ~む、上部のフィルムをはがし、底面の二つの突起を折ると、
空気が入って、水羊羹がつるりと出る・・・」と説明していたその時、
「あーーーっ!!!出ちゃった~~~!!!」と夫が叫ぶ。
想定と違ったタイミングで水羊羹が飛び出したらしく、
あたふたと菓子皿で受け止め、なんとかセーフ(笑)
「もう、だから、今、ちゃんと説明してたのに~(笑)」
「だってぇ~、あれ?出ないな~?と思った瞬間、つるんって」
いい年した夫婦が水羊羹が出た出ないとはしゃぐ処暑、
なんだか、平和なひとときだった。
無事に菓子皿に収まった「伊織の水羊羹」は
つるりとなめらかな食感、爽やかでやさしい甘さが口の中でとろけ、
底に隠れている小倉の粒あんの存在感もまた嬉しい。
まさに京の涼と呼ぶにふさわしい雅な味わいでございました。
「『美味しいね』その一言かたはじまる小さな喜びと出会いや笑顔」を
大切にしていきたいと「笹屋伊織」のHPに書かれていました。
まさに、涼し気な和菓子はさんで我が家も笑顔が弾けましたね。
そこに、和菓子があるだけで、季節を感じ、幸せを実感できます。
今年の水羊羹はこれが食べ収めかな。
暑さが収まり、夏が行く。
甘いつるりん収めの処暑、でした。
(写真は)
笹屋伊織の涼菓
「伊織の水羊羹」
つるりんと
飛び出し注意(笑)


