ふるさとの夕焼け

夕焼け小焼けで

日が暮れて

懐かしい

ホームで眺める

ふるさとの夕焼け

ああ・・・そうだった・・・この赤い空だ。

昨日、室蘭港のカーボンニュートラルを考えるシンポジウムのお仕事で

久しぶりに故郷室蘭までJRで日帰りをしました。

無事にお仕事が終わってJR東室蘭駅へ。

札幌行きの特急がまもなく入ってこようというその時、

ホームの向こうの真っ赤な夕焼け空に目を奪われました。

住宅街の屋根の上の空はまさに緋色に染まり、

紫がかったブルーへとグラデーションを描いています。

はっと息をのむような美しい景色を見た瞬間、

鼻の奥がツンとするような懐かしさがあふれてきました。

これだ、この赤い夕焼けこそ、室蘭の夕暮れ、

鉄の街を象徴するようなふるさとの夕焼けなんだ。

塾も宿題も無縁だった昭和の子供時代、

外でゴム飛びだの、ケンケンだの、十字架ポンなど遊び倒して(笑)、

ふと見あげた夕焼けの色だった。

鉄工所の向こうが真っ赤に染まる頃、「したっけね~」と

子どもたちはそれぞれ家路につくのだった。

こんな真っ赤な夕暮れ、札幌ではあまり見た記憶がない。

赤い色と鉄は科学的には何の関係もないのだけれど、

街を背負ってきた鉄鋼業のプライドを見るようだった。

ふるさと室蘭の夕焼けは、ある意味産業遺産かもしれない。

鉄の街として栄えた室蘭。

今年2022年は開港150年、市制施行100年の節目の年ですが、

早くから水素の可能性に着目した取り組みを開始、

また洋上風力発電関連債偉業の基地としても注目され、

脱炭素に向けて着々と歩みを進めています。

10年後、20年後の室蘭の風景がどんな風に変わっていくのか。

室蘭スタイルのカーボンニュートラルの実現性を

大いに感じたシンポジウムでありましたが、

この真っ赤な夕焼けはきっと100年後も変わらないでいてほしいな。

ふるさとの思い出と

ふるさとの未来を思う。

9月の金曜日でした。

(写真は)

東室蘭駅の

真っ赤な夕焼け

夕焼け小焼けで日が暮れて

故郷から札幌へ帰る