どこに行く?

二日遅れの満月だ。
昨日は大潮、そして満月、フルムーンでしたが、
中秋の名月と2日間ずれた、けっこうレアなお月さまでした。
早朝の西の空にも有明の満月が残ってましたよ。


明るみはじめた空にぽっかり残ったお月さま。
帰りそびれたような朝の月は、なんだか、ちょっと恥ずかしそうに見えた。
今夜からまた少しずつ欠け始めて姿を変えていくのですね。
そして、季節は進み、秋が深まっていきます。

不安定な国際情勢、人口減、高齢化、円安、物価高、何かと悩ましいニュースばかりの昨今ですが、
今日の朝刊国際面に日本がランキング1位になったという記事が載っていました。
「旅行・観光開発指数 日本が世界1位に」
80年代「Japan as Number one」なんて言われた日本経済黄金期には珍しくなかった世界一ですが、
昨今となっては、お久しぶりという気がしないでもない。

世界経済フォーラムが110か国・地域を対象に調査した2026年版「旅行・観光開発指数」が25日に公表され、
日本が前回24年の3位から上昇し、世界1位になったのだそうです。地方への集客を通じて観光の持続可能性などが改善され、
「世界有数の観光立国としての地位を強固なものにしている」と評価されました。
世界遺産などの「文化資源」、都市や大学などの「非レジャー資源」や交通インフラなどで世界トップクラスを維持、
特に観光需要の持続可能性と開放性のスコアが大きく改善したことが大きな要因らしい。

世界的に主要な観光地に旅行者が集中することで過度な負担が生じる、いわゆるオーバーツーリズムが懸念される中、
日本は旅行先の多様化を進め、地方の観光地をアピールする施策が奏功していると報告者は指摘。
25年に日本を訪れた外国人は過去最高の約4270万人ですが、三大都市圏の外国人宿泊者数が前年同月比で微減する一方、
地方の宿泊者数が1割強増えた月もあったなど、データからも旅行先が多様化していることが伺えます。

JAPANといえば トーキョー、キョート、フジマウンテンだけじゃない。
北は北海道、東北から南は九州・沖縄まで豊かで多様な自然、食、伝統文化や芸能、街並みや建築物などなど
地方には数えきれないほど魅力があり、官民挙げて多様な旅行先をアピールしてきたことが「世界一」につながったといえます。
札幌の住宅街でもSNSで見つけた古民家カフェやスープカレー店を目当てに外国の人がやってきていて、
地域の魅力を世界の人たちが発見してくれていると思うと、なんだか嬉しくなります。

なんか、わかるなぁ。
たとえばフランスのパリは、確かに素敵で憧れの旅行先ではあるけれど、
北海道と気候や食文化が似ているブルターニュや個性豊かな「山のワイン」を生み出す北のジュラ地方とか、
マティスが晩年に手がけた教会がある南フランスの小さな村ヴァンスとか、
そう、大都市圏ではない、フランスの地方に物凄く惹かれたりします。

秋の旅行シーズン。
大きな都市や有名な観光地もよいけれど、
その土地の暮らしを感じられる地方への旅もめちゃくちゃ魅力的。
さあ、次は、どこへ行く?


ご近所の遊歩道の花壇。
秋風に揺れる薄紅色のコスモスと
夏の名残のヒマワリが並んで
JAPANの四季は魅力的