食いしん坊の贈り物
夏は続くよ、どこまでも?
8月下旬になっても、朝から真っ青な夏空が広がっています。
円山のセミもまだまだ元気に鳴いていますが、
秋を告げる虫らしき鳴き声も重なっているような?

夏のセミと秋の虫の合唱?なのかしら。
まさに、季節は、「夏秋」ですね。
夏と秋の味覚が店先に並ぶこの時期、食欲も満開。
我が家の好物野菜がかぶりまくりの事態に(笑)

この季節ならではの「白茄子」です。
先週のブログでもご紹介しましたが、真っ白なヴィジュアルが素敵な白茄子は緻密な肉質が魅力で、
ステーキなど加熱すると、とろとろクリーミーな食感に虜になります。
限られた季節しかお目にかかれないし、夫も大好きだしね~と、
週末ごはんに今週もご近所の八百屋さんで一つゲット。
ところが、なんと、その日帰宅した夫も、チカホの直売ショップで2個仕入れてきたのです。
「うっそー、私も買っちゃってたよ~(笑)」「あちゃ~(笑)」
かくして、我が家には、まるまる真っ白な白茄子さんが3個降臨と相成りました。
ステーキにすると一個なんてぺろりだからね、むふふ、食べちゃうぞ。
なんて、3個の白茄子を眺めていると、ふと、ある物語を思い出しました。
O・ヘンリーの短編小説「賢者の贈り物」です。
貧しい若い夫婦がクリスマスの贈り物を用意するお話。
夫は代々受け継がれた金時計、妻は美しく長い髪という大切な宝物がありました。
妻はその髪を売って夫の金時計の鎖を買い、夫は金時計を売って、妻の髪に合う櫛を買うのです。
お互いに誇るべきものを手放して愛する人への贈り物を手に入れたのですが、
そのプレゼントは無駄なものになってしまいました。ああ、行き違い・・・。
でも二人は「このプレゼントはしばらくの間しまっておくことにしようね」と
お互いの「思いやり」を贈り物にすることにしたのです。
贈り物をするあらゆる人々のなかで、この二人こそ「本当の賢者」と言えるだろう。
O・ヘンリーは「賢者の贈り物」をこう締めくくっています。
白茄子が美味しいから、白茄子が好きだから、お互いの食欲を大切にして白茄子を買った夫婦。
打ち合わせ不足で、まさかの白茄子3個の大渋滞(笑)
「賢者贈り物」ならぬ、「食いしん坊の贈り物」でありましょう。
白茄子は、さっそく、定番のオリーブオイルで焼いたステーキになりました。
「残りの2個も焼いて食べようね」と食欲満開の夫婦は誓うのでした。
めでたし、めでたし。

「白茄子のステーキ」
シンプル・イズ・デリシャス(笑)
大きな一個もぺろり♪


