慈愛の花
北海道も残暑が長い昨今ですが、
スーパーや八百屋さんの店先には出来秋を告げる実りが並び始めました。
梨やぶどうなど秋の果物に、コンビニでは秋スイーツや秋限定ビールも登場。
我が家にも収穫の秋をいち早く伝える実りが到来しました。

じゃがいもです。
暑い夏もなんのその、元気に育ったじゃがいもさんの姿に感動します。
ちょっと武骨なヴィジュアルも質実剛健って感じで好ましいのよね~。
北海道のじゃがいもは、世界一って叫びたくなる。
アメリカ産の生食用じゃがいもの輸入解禁に向けた動きが気になるせいかもしれません。
アメリカは2020年3月に輸入解禁を要請、農林水産省は現在も植物検疫上のリスクについて
協議を進めていますが、生産者からは「病害虫のリスクを高める」反対の声が上がっています。
特に警戒されるジャガイモシストセンチュウなどの害虫は一度入り込むと防除が難しく、
国内産地に壊滅的な打撃となる恐れがあり、その不安は深刻です。
じゃがいも王国北海道に暮らしていると、じゃがいもはとても身近で大切な存在です。
じゃがいもは寒いところや瘦せた土地でもよく育ち、一度植えると何度も収穫でき、
でんぷん質で腹持ちがよいため、古くから人間にとって貴重な食糧とされてきました。
寒冷地北海道にとっては特に欠かせない重要な農産物でした。
北海道を車で走ると広大なじゃがいも畑に出会えることがよくあります。
春から初夏にかけては真っ白なじゃがいもの花が咲く光景が見られます。
その美しさにうっとりすると同時に北海道に暮らしていて良かったな~と思うのです。
じゃがいもはおなじみの野菜だけれど、じゃがいもの花を知っているのは産地に暮らしていればこそ。
キミは、じゃがいもの花を知っているか?その美しさをご存じか?
なんて、ついつい上から目線で語りたくなったりする(笑)(作ってもいないのに)。
じゃがいもの花はあまり鑑賞されませんが、フランスの王妃マリー・アントワネットがとても好んだそうで、
じゃがいもの花を髪飾りにしていたと言われるほど魅了されていたらしい。
じゃがいもの花の花言葉は「慈愛」「恩恵」「慈善」。
飢饉の時も食糧として人々を救ってくれたことからこんな花言葉がつけられたのでしょう。
北海道のじゃがいも畑を知っている。美しい花も美味しい実も知っている。
慈愛の花に心から感謝したい季節を迎えます。

茹でてバター?
肉じゃが?フライドポテト?ポテサラ?
じゃがいもさえあれば、キッチンは幸せ。


