夏秋の雨
夏秋、と書いて、かしゅう。
夏から秋へと移り変わる季節を指す言葉です。
この時季は夏の暖かい空気と秋の冷たい空気がせめぎ合い、
空模様が不安定になることが多い季節。

早朝の札幌の東の空。
もくもくとした薄灰色の雲のはざまから朝日の光がのぞいていましたが、
北海道は低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、
釧路地方で線状降水帯が発生、釧路町、厚岸町、浜中町などで1時間に80mm以上の猛烈な雨を観測。
記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。
千葉の豪雨災害、昨日は石川、富山、大阪で線状降水帯発生による大雨が相次ぎ、各地で被害が出ています。
札幌も火曜日午前中にかなり強い雨が降り、傘を差しながら水浸しの中心部の道路を歩いていると、
いつ、同じような深刻な浸水被害となるかわからないと、これまでとは違う怖さを感じました。
気象災害の危険度は日本中、世界中に及んでいます。
26日、ネパール中部と中国の国境付近で大規模な洪水や土石流が発生、
ネパール警察によると少なくとも死者389人、ネパールと中国合わせて1300人以上が行方不明、
在ネパール日本大使館はツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れず、
現地当局に捜索、救助を依頼したと発表、子ども3人を含む家族とされています。
現地の映像に息を飲みました。
巨大な水の塊が川沿いの家々をあっという間に飲み込み、押し流し、
国境検問所の頑丈な6階建ての建物も土石流に襲われる。
これまでの常識を超える大洪水、土石流、いったい何が起こっているのか。
アメリカ地質研究所は当初、M4.4の地震が起き、雪崩を誘発したと発表しましたが、
その後、観測された揺れは氷や岩石の崩落によるものだったと修正しました。
衛星画像を見た専門家は標高5200m付近で氷河の一部が崩れ、1200m以下に落下したと分析、
水や岩石が川の流れをせき止め、たまった水が一気に流出「水の壁」となって下流に押し寄せたとみられています。
発生前も発生時も豪雨などの前兆がほとんどなかったされます。
現地の標高6000mを超えるカイラス山はチベット仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の巡礼地であり、
世界最高峰のエベレストなどヒマラヤの名峰が連なるエリアは世界の登山家や旅行客が訪れる場所。
27日時点で30か国以上、少なくとも300人の外国人が行方不明になっています。
国連は2023年、ネパールでは30年で3分の1近い氷が解けたと発表、
現場付近では近年、洪水や土石流が起きており、専門家は温暖化で氷河が不安定になっていると指摘。
今回崩落した氷河付近で東に350㎞離れたシガツェ市の気象観測所のデータによると、
7月の最高気温は17.9℃、データが残る1973年以降で最も高く、90年代と比べると3度以上も高かったそうです。
映画「デイ・アフター・トゥモロー」は地球温暖化による世界規模の大災害を描いていました。
ロサンゼルスやニューヨーク、東京、ロンドンが竜巻や大津波に襲われる映像は
2004年の公開当時は映画館の中の出来事ととらえられていたかもしれませんが、
ヒマラヤの氷河が崩壊、地震と同じ巨大なエネルギーをはらんだ土石流が発生したニュース映像は、映画ではない。
「デイ・アフター・トゥモロー」とは英語で「明後日」という意味ですが、
今日がダメでも明後日には希望がある、「困難を乗り越えて生きていく」という思いが込められたタイトルとされます。
地球温暖化を抑えるためにできること、節電、節ガス、節水、省エネ家電の選択、環境負荷の少ない移動手段などなど
CO2排出ガスが少ない暮らし方の工夫、きっと毎日の中でできることはいっぱいある。
食材を買い過ぎない、美味しく食べきる、フードロスを減らすこともCO2発生を抑えることにつながる。
夏と秋のはざまの週末。
地球の健康ためにも、食材を無駄なくお料理しましょ。
晴れてきた青空を眺めながら思った朝



