歴史の時間

昨日、午後4時27分頃、熊本県で最大震度7の地震がおきました。
10年前に続いて、また熊本が大きな地震に見舞われました。
家屋の倒壊、火災が発生、工場も大きな被害を受け、安否不明者がいます。
イオンモールでは爆発が発生、地震との関連はまだわかりませんが、人的被害が出ていると伝えられています。
平日の夕方、社会が活発に動いている中、しかも真夏の猛暑、被害の全容もまだわからない状態が続いています。
さらに大きな地震が発生する可能性もあります。
水も電気もないなか、不安な一夜を過ごしたことでしょう。
昨夜も、今朝も、ニュースから目が離せません。
令和8年熊本地震と名づけらました。
ただただ熊本に向って祈る朝です。

先日のおでかけは歴史を味わう時間でした。


甘味処「麻生茶房」でのおやつ、妻は「クリームスイートポテト小倉」。
ほんのり温かい自家製スイートポテトの上にソフトクリームと小倉あんを添えた和洋コラボ。
甘さ控えめのスイートポテトは素材のさつまいもが生かされ、クリームと小倉あんとのバランスが絶妙、
小豆やおいもといった自然由来の和の甘味と洋のクリームがベストマッチ。


そして夫は「金時豆のクリームみつ豆」。
甘く煮た金時豆と寒天と赤えんどうにソフトクリームがたっぷり、きなこがたっぷり、
とろりと黒糖蜜をかけていただく逸品なり。
金時豆と黒糖の味わいは沖縄の伝統ひやしもの「ぜんざい」を彷彿させます。
豆や黒糖の滋味深いやさしい甘さとクリーム、これも素晴らしい。

みつ豆やあんみつが味わえる「甘味処」は江戸時代に発達しました。
18世紀には江戸の人口は100万人を超え、その半分を占めたのは参勤交代で江戸詰めとなった武士たち、
つまり圧倒的な男性社会だったため、甘味も京菓子のような雅なものよりも
おいしくてお腹を満たす汁粉や雑煮、団子などが好まれ、甘味処が繁盛したといわれます。
江戸男子はスイーツ男子だった。

また、平安時代から室町あたりまでの甘みは貴族や武士など限られた人たちのものでしたが、
江戸中期以降、長崎の出島を通じて砂糖の輸入が拡大し、饅頭や金平糖など今に残る和菓子が多く生まれ、
甘味は庶民の楽しみとしても根づいていき。甘味処や茶屋が多く生まれました。
そして明治の文明開化とともに西洋のケーキやビスケットなどが伝わり、洋菓子が普及、
クリームあんみつや抹茶ティラミスなど和と洋が融合した世界が夢中になる日本型甘味が誕生していくのでした。

クリームスイートポテト小倉あんを味わいながら、しみじみ思う。
江戸の参勤交代、長崎の出島、歴史の教科書で学んだ史実がなかったら、
もしかしたら、あんこ好きのオアシス「甘味処」は生まれていなかったのかもしれない。
甘味な時間は、日本史を振り返るひとときでもあったのだった。

★★★本日7月29日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させて頂きます。
どんな話題に出会えるのか、今日も行ってきまーす!