青を重ねる

「日本4発 完勝」「日本完勝 最多得点」
「個の力4発 強くなった」「日本圧勝 記録ラッシュ」
最高の勝利から一夜明けた朝刊各紙、1面からスポーツ面、社会面まで見出しの文字が躍っている。
ワールドカップ1次リーグF組、日本はチュニジアに4-0の圧勝、完勝!


我が家秘蔵(笑)の日本代表ユニフォームを引っ張り出してきた。
鬼門とされた第2戦の勝利は2002年日韓大会以来、あれから24年、日本はたくましくなった。
試合開始4分での鎌田選手の日本代表史上最速ゴール、上田選手の2得点、伊藤選手の電光石火抜けだしゴール、
そして全員が走り、体を張り、相手の攻撃の芽を積む献身的な守備、もうすべてに泣けてきた。

試合に出た選手も、ベンチの選手も、監督もコーチもメキシコのスタンドも日本のテレビの前も、みんな青一色になっていた。
チュニジア戦前のミーティングで最年長の長友選手が明かしていた。
「麻也も拓実もゴールの(歓喜の)輪に入れない悔しさがあると思うけど、
(オランダ戦の)試合後、彼らは(みんなが)履いたスパイクを磨いていた」と。

長く代表を引っ張ってきたレジェンドやけがで涙を飲みながら帯同をした中心選手が
チームのために泥に汚れたスパイクを磨く、これを聞いて奮起しない選手はいないだろう。
誰もが勝利へ団結している。日本の団結力は、世界一だ。
これまでの日本代表の歩みがオランダ戦のドロー、チュニジア戦の圧勝につながっている。


2002年日韓大会の青のユニフォーム。
札幌開催の3試合すべてのチケット抽選に当たったことを思い出す。
あれで人生のすべての運を使い切ったと思うが(笑)、我が家は有頂天で当時の青いユニフォームを買った。
小学生だった息子のユニフォームの背番号は「7」。


「NAKATA」日本サッカーを世界基準に押し上げた中田英寿選手だ。
サッカー日本代表とともに歴代の青いユニフォームは歴史を刻んできた。
2002日韓大会のユニフォームのコンセプトは「富士山」。
首から袖にかけての赤い線は湖面に映る「逆さ富士」をイメージ、
シンプルなデザインの青いユニフォームが日本の美を表現している。

2026ユニフォームのコンセプトは「HORIZON(水平線)」。
日本を囲む海と空が交わる水平線を想起させるグラフィック、首の付け根には日の丸。
日本を背負ってピッチに立つ代表選手の誇りと覚悟を示しています。
チュニジア戦2ゴールを消えた上田綺世選手の言葉が重なる。

「今まで自分が決めてきたゴールとは喜びも、達成感も、自分が背負っているものも、まったく違った感じでした」
前回のカタール大会では第2戦に出場するも重圧で吐きそうなほど緊張、結果を出せずに前半のみで交替、
「悔しがる権利もないような感覚だった」。そこから4年、オランダの得点王にまで成長し、
エースとしてW杯で得点を取るという目標を達成したのです。

以前、沖縄の居酒屋さんで偶然、オフの上田選手をお見かけしたことがありますが、
ピッチでの存在感、オーラを潜めたような物腰柔らかな好青年ぶりにさらにファンになり、
なんだか勝手に親戚のおばちゃんのように応援していたので、昨日のゴールでは涙が溢れました。
歴代日本代表のブルー、サッカーを愛するすべての人々の「青」が重なった圧勝だった。

さあ、次はスウェーデン戦。
青を、重ねる!!!