青の涙
負けた。
2-1だ。
走った、決めた、止めた、決められた。
青の涙。

日本時間6月30日午前2時直前、真夜中の家々に明かりが灯っていた。
2026ワールドカップ北中米大会決勝トーナメント1回戦、日本ーブラジル戦が始まった。

両チーム入場。
日本代表の引き締まった表情が素晴らしい。

ヒューストンの緑のピッチに日の丸が輝く。

ホイッスルが吹かれた。
日本は佐野海舟選手が先取点、前半1-0で折り返す。
後半、ブラジルの底力から押し込まれる展開が続く。
日本は必死に耐え、果敢に守り、攻め上がろうと全員が走り、守り、戦った。
2-1。
日本のワールドカップが終わった。
どの選手も頑張った、思い切ってプレーした、積み上げたものを出した。
それでも、足りない何かがあったのか。
田中碧選手の涙が止まらない。
初戦のけがでピッチに立てなかった久保選手も泣いている。
同じくけがでベンチに入れなかった南野選手の目にも涙が光る。
青の涙。

日本選手の輪の中で森保監督が顔を真っ赤にして語りかけていた。
何度も胸を強くこぼしで叩き、両手を広げ、言葉を振り絞っていた。
積み上げてきたもの、でも足りなかったもの、ここから学ぶもの。
この敗戦を全身で受け止めて、ここから、また4年後、世界の頂点をめざすんだ。
素晴らしい景色を見せてもらいました。
2026日本代表チーム、本当にありがとう!
青の涙。
さあ、前へ進もう!


