青の季節

札幌の6月は美しい。
緑はますます色濃く輝き、花々が咲き、
エゾハルゼミが生命の歓びを謳歌するように合唱している。
遊歩道の花壇にも夏色の気配を感じる。


ラベンダーも緑の小さな蕾をつけています。
天に向かって両手を伸ばすかのようにすくすく育つ姿には生命力があふれています。
5月の新緑からさらに力強さが増していく6月の緑。
水無月らしい景色を発見しましたよ。


青い梅の実がたわわに実っていました。
春にはピンク色の花をほころばせていた梅の木も青の季節を迎えています。
青梅、きれいですね~。
青梅を収穫して梅干しや梅酒、梅シロップを仕込む梅仕事がはじまりますね。

「梅仕事」って、とっても素敵な言葉ですね~。
力仕事とか立ち仕事とか、○○仕事にはちょっと大変なイメージがありますが、
梅仕事という言葉には、労働の大変さよりも季節の喜びのニュアンスが感じられます。
日本語の言葉が表現するイメージは本当に豊かだと思います。

「青」という言葉のイメージも素敵。
たとえば「青い春」と書いて「青春」。
春の色を「青」とした古代中国の五行思想の影響もあるようですが、
青々とした若葉のような人生の季節をあらわす言葉として本当に素敵すぎる。

「青春」を英語で訳するなら「youth」とかになるんだろうけれど、
その単語には「青=blue」のイメージはありません。
でも、日本語の「青春」「青梅」など「青」のつく言葉には未来が感じられる。
まだ完成してはいないかもしれないが、無限の可能性とエネルギーに満ちている、それが「青」なんだ。

さあ、2026サッカーワールドカップがまもなく開幕します。
「青」のユニフォームをまとった日本代表が世界に挑戦する6月です。
無限の可能性とエネルギーに満ちたサムライブルーが躍動する。
青の季節がやってきた。