クミン・アイ

週明け、空のご機嫌はいまひとつ。
物憂げなグレーの曇り空が広がり、今にも泣き出しそうな気配。
お天気が変わりやすい季節に備えて、
週末はスパイスでコンデイションを整えておきましたよ。


「お手製ビリヤニ~茹で卵添え」。
先日、息子たちが帰省した時に作ったビリヤニの残りを冷凍しておいたのね。
日本のお米と同じように冷凍保存もなんの問題もなし。
レンジでチンすれば、魅惑的なスパイスの香りが広がりました。

ビリヤニに合わせるもう一品は完全オリジナル。
とゆーのもね、ビリヤニのために本格ホールスパイスをさらに仕入れたので、
なんとか使いこなす必要もあって、冷蔵庫にある食材と相談、
ちゃちゃっと、こんなん、作ってみました。


「鶏肉と玉ねぎ、マッシュルームのスパイス炒め」
鶏むね肉にクミンパウダー、チリペッパー、塩、ヨーグルトを絡めて下ごしらえ。
フライパンで両面を焼き、いったん取り出します。
同じフライパンにオリーブオイルを足して、ホールのクミンとグリーンカルダモンを入れて、
弱火でじっくり焦がさないように香りを引き出していきます。

スパイスは焦がしてしまったら香りも味も台無しになってしまうので、ここは丁寧に。
そう、丁寧にフライパンに向っていたときのことだった。
バチッ! 何かが跳ねた?と思った瞬間に、目に違和感発生!
そーです、加熱された小さな小さなクミンの粒が、目に飛び込んだ、と思われる。

幸い、熱さや痛みはなく、いわゆる、フツーに「目になんかゴミが入った」状態。
軽い違和感はあるが、料理の手は止められない。
目にゴミが、ではなく、目にクミンが入ったらしい「クミン・アイ」のまま続行、
いい香りになったフライパンに玉ねぎ、マッシュルーム、人参を入れて塩を加えて炒めていきます。

う~ん、いい香り、クミン・アイはいささか気になるが、大事にならんだろう。
イイ感じに出来上がった完全オリジナルインド風炒め物をやちむんのお皿に盛り付けたら、
ビリヤニとともに、いっただっきまーす!
おおお~、スパイシーなビリヤニとちょうどよいバランスではありませんか。

ありあわせの野菜炒めもクミンを加えるだけで、一気にインドになる。
さらに華やかな香りのグリーンカルダモンを加えると、さらにインド感がダブルで増す。
これから夏に向ってスパイス軍団は大活躍してくれそう。
なんて、ぱくぱく平らげているうちに、「クミン・アイ」の違和感は消えていた(笑)
涙で流れたのか、異物を自ら押し出す人体の仕組みは素晴らしい。

カレーのいい匂いはクミンの香りが中心。
だからこの小さなクミンを使うだけでお料理がインドになる。
セリ科1年草のクミン、スパイスとして使われるのは小さな種子の部分なので、
油で加熱している途中で、はぜることもあるのですね。

インドの料理人さんだって、クミン・アイになったこと、あるよねぇ?
いやいや、スパイスの達人たちは、そんな間抜けなことないかな?
いつか、インドを旅するこがあったら、絶対聞いてみたい質問ができたな(笑)
クミンはいい香り、ただし、たまに、跳ねます、ご注意を。