花の日
今日は母の日です。
毎年5月の第2日曜日の母の日は
お母さん日頃の感謝の気持ちを伝える日となっています。
お花屋さんの店先は美しい母の日フラワーで彩られていました。

Mother’s Day 2026
赤、ピンク、オレンジに緑のカーネーションなどなど
お母さんにありがとうの思いを伝える花々が並んでいます。
私の高齢の母からも、今朝、「母の日のお花ありがとう♪」の電話がありました。
注文しておいたお花が届いたようで、喜んでもらえてよかったです。
でも、街にあふれる「母の日」のムードが苦しいと思う人もいるのです。
「母の日 感謝できない私は」という見出しの記事が母の日前日の昨日朝刊に載っていました。
家庭や家族の事情はさまざま、母との関係に悩む人、母に感謝する気持ちになれない人にとっては
「お母さんに感謝を」とカーネーションが並ぶ定番の光景を見るのが苦しいのだといいます。
母の日を祝う人をとがめたいわけではない。
それでも、「母に感謝できない自分は『おかしい』と言われているような気がしてしまいます」と
世の中の母の日ムードにしんどさを感じる30代の女性は話していました。
子供の頃から母の顔色を伺いながら育った彼女にとっては、5月第2日曜日が近づくのが苦しい。
母の日コーナーが設置されている場所は遠回りして避け、
ネットショッピングの「母の日」広告は手で覆う。
それでもメディアもイベントも含めて世間の「母の日」空気を完全に避けることはできないと。
毎年、5月のカーネーションをしんどい思いで見つめている人もいるのです。
母の日は20世紀初頭のアメリカでアンナ・ジャービスという女性が亡くなった母のために
教会で白いカーネーションを配ったことが起源でその母の命日である5月第2日曜日が国民の祝日となり、
明治末期に日本に伝わり、戦後、この日付が母の日として定着したとされますが、
教育学の専門家は記事の中で、その背景には国や社会が作り上げた歴史も関係していると話します。
かつてのアメリカや日本では国が「戦地に子を送り出す立派な母親」「良妻賢母」といった理想像を広げた歴史から
社会から「良き母親」に感謝する「良き子ども」を求められ、この枠から外れる家族は生きにくなった。
家族の形が多様化する現在でも「母に感謝する良い子像」はついてまわると指摘します。
「母の日」は素敵な習慣だけれど、そう思えない人たちを疎外する社会であってはいけない。
多様な事情、多様な感情に寛容な社会であってほしいと思いました。

カーネーションのお隣に色とりどりの紫陽花が並んでいました。
5月はさまざまな花々が一斉に咲き揃う素敵な花の季節。
誰かに感謝を伝えたい時、自分をほめてあげたい時、嬉しい時、悲しい時、
お花は色々な気持ちにそっと寄り添ってくれる。
毎日が、花の日、だよね。


