百年の朝

おはようございます。
朝です。
一日が始まりました。
空のご機嫌はいかがでしょうか。


ふ~む、ちょっと物憂げな曇り空ですが、
朝のラジオで田植え時は曇り空が多いという農家さんのメッセージが紹介されていました。
曇り空もお米作りには大切な役割があるのでしょうね。
朝いちばん早いのは、パン屋のおじさんと農家さん、そして・・・八百屋さん。

昨日5月27日(水)にコメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」では
シリーズ「師匠!私を弟子にしてください~八百丸編」が放送されました。
HBCの東峰優華ANがその道の師匠に弟子入りする体験ドキュメンタリー企画、
今回は創業101年の老舗の八百屋さん、市内5店舗を持つ「八百丸」さんに弟子入りをしました。

八百屋さんの朝は早い。朝5時、3店舗の仕入れを担当する師匠の山口さんと待ち合わせ。
師匠の車で札幌中央卸売市場へ向かいます。体育館よりも巨大な青果棟に新鮮な野菜が山積み。
生産者から卸売りが買い取った農産物を市場内で仲卸に販売、師匠は仲卸から商品を仕入れます。
出始めなど高いものは値下げ交渉なしで少なく仕入れますが、お客さんを呼び込む目玉商品は別。

ここで師匠は目をつけたレタスを一玉70円で仕入れるミッションを東峰ANに任せました。
店頭で98円で販売するためには70円は譲れない、だが、この日の価格は120円。
「一玉70円?」と驚く仲卸さんに「必ず売り切ります!」と必死で頭を下げる弟子、
「50ケースお願いできますか?」と量でも食い下がる、「売り切ります?」「売り切ります!」
・・・「わかりました、明日は値上げだからね(笑)」東峰AN、ミッションコンプリート。

師匠に値段交渉のコツを聞くと意外な答えが返ってきました。
「大きい声であいさつすれば大体安くしてくれる」らしい。
朝の市場に響く「おはようございいます!」が仕入れの極意のその1,
そして、物流の基本であるスーパーの規格からあふれた物を仕入れること。
例えばキャベツ8玉でひと箱の規格に合わない、ひと箱6玉とか9玉のものを交渉して安く仕入れる。
新鮮で品質の良い商品を安く買うことで、お店のお客さんに安く提供できるのですね。

八百丸さんは創業101年。100年前の八百屋さんには冬にトマトはなかったし、
そもそもトマトやレタスがブロッコリーやズッキーニなど外国由来の野菜はなかった。
この100年で農産物の生産も流通も大きく変わったが、
安くて良い野菜が並ぶ八百屋さんの仕入れの極意はシンプルで明快だった。

おはようございます!
朝の市場で大きな声で挨拶をすること。
「規格外」を味方にすること。
100年の朝の極意だった。

本日の「今日ドキッ!」では70円で仕入れたレタスが店頭に並ぶ「販売編」が放送されます。
さあ、弟子は売り切ることができるのか。
乞うご期待。
まずは、「いらっしゃいませ!」大きな声であいさつ、からですね♪


ミニトマト、ベビーリーフ、
100年前の八百屋さんにはなかったよね。
農業の歴史を、物流の変遷を、旬を知る。
八百屋さんで学ぶ。