松尾マンゴー

北海道はチョコレート王国。
札幌の街中や新千歳空港を行き交うインバウンドのお客様の手には高確率で
白地にブルーの「ROICE」のロゴ入りの袋があります。
ロイズの生チョコ、道民もインバウンドも、みんな大好き♪


季節限定、数量限定の「グレープフルーツ&マンゴー」。
先日、アイラウイスキーの生チョコとともにお知り合いから戴きました。
グレープフルーツとマンゴーをイメージた黄色とオレンジのイラスト入りのパッケージ、
爽やかな初夏にお似合いの生チョコですね~。


箱を開けた瞬間に・・・う~ん、爽やかな柑橘系の香りが鼻をくすぐる。
さっそく一切れをピックで刺してパクリ・・・!
お~、まさにグレープフルーツのあの香りと心地よいほろ苦さ、
そして間髪入れずにマンゴーの濃厚な味わい、トロピカルな香りが追いついてくる。

よく見ると、2段構造になっている。
上の層にはグレープフルーツパウダーを練りこんだホワイトチョコレート、
その下にマンゴーパウダーを練りこんだホワイトチョコレートに
マンゴーピューレと洋酒を練りこんだガナッシュが重ねられた美味しいダブル構造。

マンゴーの豊かな甘み、グレープフルーツの酸味と苦み、双方の芳醇な香り、
爽やかでさっぱりとお口の中に初夏の風が吹き抜けていくような生チョコ。
ロイズの生チョコ、定番に加えて、こうした季節限定も見逃せません。
グレープフルーツにマンゴー、昭和の子ども時代にはお目にかかれなかったなぁ。

「冷凍マンゴー、食べたい!」
昨日、ご近所スーパーでお買い物に来ていた小さな男の子がパパにそうおねだりしていました。
パパは「うんうん」とうなづきながらも次の買い物へと急ぎ足に向っていましたが、
なおも男の子は冷凍食品コーナーを振り返りながら「冷凍マンゴー、食べたい」とリフレイン(笑)

微笑ましい風景に笑顔になる一方で、
令和の子どもたちは「冷凍マンゴー」をフツーに食しているのだと感慨深くもなりました。
「おばちゃんはね、マンゴーどころか、バナナもなかなか食べれなかったよ」と
心の中でマンゴー好きの男の子に話しかけるのでありました(笑)

バナナが輸入自由化されたのは1963年(昭和38年)のこと、
昭和30年代まではひと房何千円もして、自由化以降もしばらくは高級果実でありました。
バナナは運動会やお祭りなど特別なハレの時にしか口に入らないプレミアムな南国果実、
あの当時、母は運動会用に買ったバナナを風呂敷にくるんで押し入れに隠していたことを覚えています。
それほど、遠い南国からやってくる甘い果実は、希少であり憧れだったのだ。

先日、朝のラジオで話していましたが、バナナは江戸時代には観賞用植物「芭蕉」として人気があったそうで、
「松尾芭蕉」の俳号も庭に植えていたバナナ=芭蕉が由来なんだそうです。
そうか、松尾芭蕉=松尾バナナ、だったんだ。
なんだか一気に親近感がわいてくる。

もし、江戸時代にバナナより先にマンゴーが観賞植物として人気になっていたら、
松尾さんの庭にマンゴーの木が植えられていたら、
「古井戸や蛙飛び込む水の音」の作者名は
松尾マンゴー、になっていたかもしれない(笑)

松尾マンゴー。
どんな一句を詠んでいたかしら。
想像すると、ちょっと楽しくなる初夏だった。