カエルコート

春の花。
梅に桜、パンジー、チューリップ、色々ありますが、
ご近所のお花屋さんにはこの時季に人気の愛らしいお花が満開でした。
シルクのような肌障りの花びらが丸く重なったお姿がキュート♪


「ラナンキュラス」です。
地中海沿岸部が原産地のキンポウゲ科のお花で春に開花します。
色とりどりの品種があってまんまるのフォルムが本当に愛らしく、
花言葉は「晴れやかな魅力」「華やかな魅力」、そして「合格」。
春にぴったり、合格祝いにラナンキュラスの花束も素敵かもしれませんね。

幾重にも重なった花が特徴のラナンキュラスですが、
こんな一重咲きの種類もありました。


まるでコスモスみたいなラナンキュラス。
そよそよと春風に揺れているような風情が魅力的です。
ラナンキュラスの名前はラテン語でカエルを意味する「Rana」が由来、
葉の形がカエルの足に似ていることや、原種がカエルがいるような湿地に自生していたことにちなんでいるようです。

カエルは英語で「Frog」ですが、
そうそう、朝の連続ドラマ「ばけばけ」最終回でもカエルにまつわるいいシーンがありましたね。
妻のトキがヘブンのフロックコートをフロッグコートと言い間違えていることを愛しく思い、
ずっと「ママさん、もう一回」「フロッグコート」とトキに何度も言わせ、その度にヘブンは笑顔に。
いつしか、堅苦しくて嫌いだったフロックコーを着るようになっていたというエピソード。

「フロックコート=Frock coat」は明治時代、官僚や知識人の昼間正礼装として普及した膝丈の洋服、
従来の羽織袴の和装に変わる「洋装」の代表格として取り入れられたもの。
「カエル=Frog」とは全く関係なく、「ク」と「グ」の可愛い言い間違いだったわけです。
英語が苦手だったトキをこよなく愛していたヘブンにとって、
「Frog coat=カエルコート」は、それは愛すべき言い間違いだったのだ。

明治時代に国際結婚は現代からは想像もできない大変なこともあったかもしれない。
でも、生まれ育った国が違っても、夫婦の歴史は、ささいな愛しい日常の積み重ねが紡ぐもの。
振り返れば泣き笑いの日常ほど、愛しいものはないのだ。
「ばけばけ」いいドラマだった。ケロケロ♪