夢のマイホーム
2026年のGWが始まりました。
物価高、原油高で今年の人出はどうなるのかしらと思いましたが、
初日の昨日29日の道内、大きなスーツケースを手にした人々で賑わいました。
北海道新幹線のGW期間中の予約率は去年より13.2%上昇、
空の便も新千歳ー羽田間の予約率はANA、JALともに去年を1割上回っているそうです。
と、昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」の冒頭ニュースが伝えていました。
お財布は気になるけれど、やっぱりGWはお出かけしたい、せっかくの連休だし、
この日のために節約してきたというご家庭も多かったかもしれませんね。
GW2日目、30日の朝日を旅先で眺めている人、今日もお仕事という人、みんなにとっていい日でありますように。

だがしかし、心配は尽きない。中東情勢は暮らしのすべてに影響を及ぼし始めています。
番組の報道コーナーでは「原油高 家の工事も止まる危機」を伝えていました。
雪解けととも本格的に住宅工事を進める季節になりましたが、
その現場がいま混乱の中にあるのだそうです。
原油由来の「ナフサ」の供給不足からシンナーや塗料、養生テープなど建設資材メーカーからの連絡が
当初の値上げから今は出荷停止に変わってきており、現場は供給不安に陥っているのでした。
国はナフサの量はあるが、流通過程で「目詰まり」があり、解消の見込みは立つと言いますが、
建設現場の不安は深刻で、場合によっては工事中止という事態が迫っているらしい。
「ナフサ不足直撃 資材調達難しく 住宅建設『綱渡り』」
今朝の北海道新聞も1面トップで中東情勢悪化による「住まい」への影響を報じています。
一戸建て、リフォーム、マンションの大規模修繕、あらゆる「住まい」の現場で
工期遅れ、工期の目途が立たない、同時に価格の上昇といった深刻な状況になっているのです。
マイホームと中東情勢がつながっているなんて、これまでは意識していなかったけれど、
建設資材の多くが石油由来だということは、マイホームは、ほぼ「石油」でできているとも言える。
昭和のヒット曲「私の青空」には「狭いながらも楽しい我が家」と有名な歌詞がありますが、
夢のマイホーム、もはや、夢だけでは、建たない時代なのか・・・
マイホームは「いつ、いくらで建てるか」が大きな問題でしたが、
これからは、世界の地政学リスクに向きあわなくてはならない時代なのかもしれない。
石油に依存しない代替資材の開発も中長期には必須だろう。
「ナフサ」という見えない動脈が断たれる深刻な現実が突きつける課題は大きすぎる。
しかし、かすかな希望も感じた。
「住宅建設危機」を伝える1面記事の横に「出光タンカー海峡通過」の見出しがありました。
出光興産の子会社が所有する大型原油タンカー「出光丸」がホルムズ海峡を通過したと昨日29日、
高市総理がXで明らかにしました。イランに通行料を払わずに海峡を通過、日本に向けて航行中とか。
外務省幹部も「良い兆しだ」と歓迎、とにかくホルムズ海峡の安全航行の再開を願うばかりだ。
「私の青空」の歌詞はこう続きます。
「狭いながらも楽しい我が家・・・恋しい家こそ 私の青空」
マイホームは、私たちの青空なんだ。
今朝の青空に世界の安定を祈る朝だった。



