うりずん沖縄旅⑩~那覇スイーツ

一年で一番過ごしやすい季節の沖縄へ2泊3日の旅。
4月上旬の「うりずん沖縄旅」その⑩は那覇で愛され続けるお菓子のお話です。
短い日程だった今回は沖縄本島中部エリアを旅しました。
宜野湾市の絶品ビストロ、復元工事完成間近の首里城、沖縄戦の史跡「一中健児之塔」を訪れ、
嘉手納、沖縄市を巡り、国土面積0.6%の沖縄に米軍基地の7割が集中する現実を目の当たりにし、
同時に新しいコザのまちつくりの動きも感じることができました。

気がつけば旅の2日目も夕方、明日には札幌に帰らなけれなりません。
今回は読谷村でのやちむん巡りも宜野湾あたりの雑貨ショップ詣でもお預け、次のお楽しみにとっておきましょう。
レンタカーは国道58号線(通称ゴッパチ)を南へ、那覇へと戻ります。
平日は夕方ラッシュで渋滞するのですが、土曜日なので比較的スムースに車が流れます。

今回のホテルはいつもの定宿ではなく、那覇の老舗ホテル。
県庁近くの坂の上にある静かな住宅街に立地していて、とても心地よい滞在ができました。
一旦、荷物を置いて、さあ、短い沖縄旅の最後の晩餐、沖縄居酒屋へGO!
と、その前に、少々時間があったので県庁前のデパート「リウボウ」へ。
そこで、出会ったのが、このお店。


「Bonne Femne(ボンファン)」
1984年創業の那覇の老舗ケーキ屋さんです。
創業当時の沖縄ではまだ珍しかったヨーロッパ風のお菓子が楽しめるケーキ専門店としてオープン、
お誕生日、記念日などのお祝い事、ウェディングケーキ、クリスマスケーキ、贈り物やお土産など
さまざまなシーンで那覇の人々に長く愛されてきたお店のショーケースに名物ケーキを発見。


「バナナケーキ Banana cake 香蕉蛋糕」
「創業時からのボンファンの看板商品」と書かれているではありませんか。
しかも「那覇市長賞 100周年特別賞 市民に愛され続けるスグリムン(優れもの)」とか。
古くから国際的貿易港として栄え、商業の中心として発展してきた那覇(ナーファ)の自慢のケーキなのだ。
これは、見逃せません。早速ゲット。


こちらが札幌まで持ち帰ったボンファンのバナナケーキMサイズ。
う~ん、見るからにしっとりしてるぅ♪


カットしてみると・・・ふわぁっとバナナの濃厚な香りが鼻腔をくすぐる。
ぱくり・・・おおお~、しっとり、ふわふわ、それでいて、蒸しパンのようなもっちり感もある絶妙な食感。
バナナの甘み、香り、風味とともに何かほのかに心地よいスパイスも感じられる。
甘く、エキゾチックでいながら、す~っと爽やかな香りがバナナと絶妙にマリアージュしている。

これはなんだ?ボンファンのHPを調べてみると、カルダモンだそうです。
かといってカルダモンがバナナを凌駕することもなく、全体がしっとりと食べやすい仕上がり。
東京ヒルトンで修業し、復帰直後に沖縄ヒルトンで県内初のパティシエとして腕を振るったオーナーシェフの来歴を知ると
このバナナケーキの完成度も納得。これはただものでなないバナナケーキなり。

琉球王国の時代から国際貿易の拠点として発展してきた那覇、ナーファ。
中国、東南アジア、朝鮮などなどさまざまな国々との交易が盛んだった歴史を思うと
もしかするとバナナやカルダモンなどの香辛料も那覇の港から入っていたかもしれない。
なんて、甘い美味しい想像も膨らんできたりします。

那覇市100周年の祝う看板ケーキ。
ボンファンのバナナケーキ。
しっとり甘く爽やかでエキゾチックでどこか懐かしい。
那覇の歴史ロマンさえ感じられる那覇スイーツです。